山手の春を楽しむ 横浜No.75
『どんたく』のにぎわい
恒例のサンモール・インターナショナル・スクールのフードフェアを目ざして山手へ出かけた。フードフェアは、毎年4月29日に開催され、横浜の原点とも言えるイベントである。
1859年の開港後、山手に住みはじめた外国人たちは、異国に滞在する寂しさをまぎらわすために野外イベントを開いた。それを「どんたく」(Zondag 日曜日)と呼び、生活の中の楽しみにしたという。私は、フードフェアは開港当時のどんたくの流れを引くイベントと考えている。そこで毎年、この時期に山手を訪れることにしている。横浜山手の春を寸描しよう。 写真上 山手十番館(レストラン)と外人墓地
〔下左〕フードフェアのゲート 〔下右〕お国自慢のファーストフードで会場はハッピームード。韓国、メキシコ、日本、インド、中国、チリ、ハワイ、アメリカ、フィリピン、アイルランド、レバノン、オーストラリア、ニュージーランドなどが出店していた。毎年、バーベキューの煙が漂う
〔下〕ゲートわきの特設ステージでは、中高生のジャズバンドが演奏
〔下左〕子どもたち手作りのゲームには、アイディアとユーモアがいっぱい 〔下右〕フェイスペインティングは山手らしい
〔下左〕外人墓地も華やか 〔下右〕チューリップ・アート・プロムナードという催しが、山手の西洋館(234番館、エリスマン邸、111番館、イギリス館)で開催されていた(5月3日まで)。写真は山手234番館の作品
〔下〕山手99番(外人墓地正門前)が公園になった。「山手の移り変わり」(右)と「山手のブラフ積み」(左 当時の石積みの技法)を紹介したパネルが設置されている
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