2013/10/13

仲秋の風物詩 八ヶ岳山麓No.156

標高1400メートルの森のようす…コンパクトカメラシリーズ52
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 オリンパスXZ-2をもって秋の森へ入った。XZ-2はどんな被写体にも対応できる。マクロ撮影はもっとも得意とするところだし、望遠撮影にはデジタルテレコンが威力を発揮する。光学4倍ズームに2倍のデジタルテレコンが機能して8倍ズームになる。画素数を変えずに35ミリ判換算230ミリの望遠画角をカバーできる。ローアングル用の可動液晶パネルと相まって、カメラポジションと画角の調節には不自由を感じない。使いごこちが快適で、撮影がおもしろくてしょうがない。自然の探索、発見、記録には絶好だ。紅葉前の森で、秋の風物詩を探した。なお、標高1400メートルでは、紅葉のシーズンはあと10日ぐらい先になるだろう。(写真下 オリンパスXZ-2。左は使用状態で、レンズ鏡胴前端にUVフィルターを付けた豊田ヴァージョン。右は レンズを収納した状態)Hpxz2_pa157953_2Hpxz2pa157954_2

 




◇テンナンショウ
の果実。森の中では異彩を放つ(写真最上左)

18センチのイワナ。今年の納竿は9月28日、16時56分だった(下左) ◇ベニテングダケの老菌を見つけた(下右)Hpp9288178_2Hpp9288136_2

初めてミヤマダイコクコガネを見て感激した(下左) 完熟したナナカマドの果実。ルビーのように透きとおっていた(下右)Hppa038749Hpp9277894

夕方、固く閉じたリンドウのつぼみ。日中は開花していた(下左) 左の花の10日後。日陰で開花していたが、色褪せていた(下右)Hppa038900Hppa139535

物騒な?トリカブト(下左) こびとの世界を想像させるパラソル型のキノコ。同定不詳(下右)Hppa028449Hppa028710

新しく作った餌台にゴジュウカラがやって来た。自然界に餌になる昆虫が少なくなったのだろう。冬が間近に迫っている(下)Hppa139508_2

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2012/10/03

ミンクを撮りそこなう 八ヶ岳山麓No.145

9月下旬森のようす…コンパクトカメラシリーズ46

Hpp9305512_2  今夏はクマが出没したので、森に入るのを躊躇した。私の渓流釣りや撮影にはブレーキがかかった。秋に入るとますます危険である。クマは冬ごもりに備えてエサを求めて山中を歩き回るからだ。それに加え今年は、クマの主食であるドングリが不作のようだ。ますます危険である。しかし、村役場に聞くと、最近はクマ出没の情報はないという。そこで、禁漁日の前日、イワナ釣りのために沢に入った。

 身支度を整え、仕掛けを調整していると、足元にベニテングダケが目に入った。キノコは、私の大好きな被写体だ。釣りは後まわしにしてカメラを出した。液晶画面に夢中になっていると、視野の右端に黒い影が走った。体長50センチ余りの真っ黒な動物が川を下っていく。すぐミンクだとわかった。毛皮用に飼育しているミンクが野生化して繁殖しているのである。以前にも別の川で見たことがある。Hpp9285380_2漁協でも認識していて、河川管理上の問題になっているのである。ミンクは泳ぎがうまい。大きなサケのように水中を泳ぐ。そして顔を出したときのなんとかわいいこと。童顔でラッコの赤ちゃんのようだ。一度、私と目線が合った。しかし、油断はできない、テンに似て獰猛である。目の前を通過した後、水中や岩影を獲物を探しながら下って行った。あっけにとられて撮影しそこなったのが悔やまれる。カメラは手中にあったのに…。

 ミンクは、私が釣りたいと思っているポイントを上流から下流へ探っていったのだ。“腕利きの先行者”が入った川では釣れるはずがない。今シーズン最後の釣りはあきらめて、ベニテングダケの撮影に集中した。9月下旬の森のようすをレポートしよう。なお、掲載写真はすべてオリンパスXZ-1で撮影した。

●ベニテングダケの幼菌(写真上右) ●サルノコシカケの仲間(写真上左)

●ノコンギク(写真下左) ●アキノキリンソウ(写真下右)Hpp9285436Hpp9285414

●ツリガネニンジン(写真下左) ●ミヤマガマズミ(写真下右Hpp9285398Hpp9285478_2












●ベニテングダケ
(写真下左) ●夕焼け(写真下右)Hppa015585_2Hpp9275321_2

●クマ出没の警告(写真下左) ●ベランダに来たゴジュウカラ(写真下右)Hppa015565Hppa015555

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2012/06/13

あこがれの“撮影犬”にめぐり合う ドイツNo.117

渓流釣りにも同行したいHpp6073304

 私は、常日頃、“撮影犬”というイメージを描いている。森の中での撮影に同行して、撮影中はそばで控え、周囲を監視し、野生動物の接近を知らせてくれるような犬である。すなわち、独りで森の中へ入るときの味方になる存在だ。

 このイメージ発想の原点は、我が家のペットにある。現在飼っているトイプードルは小型犬なので、森の中ではブッシュにはまってしまう。そのうえ、毛並みが長くダニの格好の餌食になる。そのため森の中には連れていけない。しかも、愛玩犬なので番犬のようにしつけられていない。撮影中、そばで控えるどころか野生動物の臭いに刺激されて、周囲を歩きまわるだろう。野鳥や昆虫を逃がしてしまうおそれもある。Hpp6073309森の中では味方になるどころか、足手まといになる。犬にはそれぞれ飼う目的があり、存在価値があるのでしかたがない。しかし、我が家のペットのおかげで“撮影犬”というイメージが生まれた。

 ドイツのツェレ(Celle)であこがれの“撮影犬”を見つけた。場所は旧市街の北側を流れるアレー(Aller)川に架かる橋の上だ。森の中ではなかったが、写真家のそばに控えている姿は私のイメージどおりだった(写真上左)。おそらく、この犬なら森の中でも大丈夫だろう。釣りにも連れていけそうだ。釣りでは、しばしば我を忘れて夢中になってしまい、周囲の状況の変化には気づかない。いろいろな危険もある。きっと強い味方になるだろう。Hpp6062926_3

 ツェレは、ドイツ北部・ニーダ―ザクセン州に属する人口7万人の小さな町である。木骨組みの家が連なる旧市街の町並みはドイツ一の美しさとも言われる。(写真右は、ツェレの旧市街マルクト広場の朝市) 参照:「われらの今度の領主さま ドイツNo.13」  

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2012/04/05

2012初イワナ 八ヶ岳山麓No.136

半年ぶりに味わう醍醐味Hp20p4029822

 今年のイワナの初釣りは4月2日だった。当日の最低気温は-8度C、日中は晴れて5度Cぐらいまで上がった。水量は平水かやや多めでコンディションはまあまあだろう。いつもの入溪点から川に降りた。通常は、シーズン初めの第1投はだいたい当たりがあるのに今年はない。そこから上流200メートルぐらいはまったく当たりがなかった。Hpbp4029837イワナが断食同盟を結んでいるのではないかと疑いたくなる。そんな不信感があるうえに、シーズン始めであることを忘れてしまい、初めての当たりは、早合わせでバラしてしまった。その30メートル先、実績のあるポイントでも当たりはない。そこで、淵の中央にある岩の向こう側をすれすれに流した(写真下右)。弱い当たりで小型がやっと針がかりした(写真下左)。魚体はサビが残っていて冷たい。やはり川は冬なのである。今冬の日本列島の気候パターンがこの川にも表れているのだろうか。以後は、ポイントを厳選して釣ることにした。

Hpp4029807 70メートル上流の大渕で、落ち込みの下へ期待しないで餌を送り込んだ(写真上左) 。この時期、水流の激しい落ち込みに魚はいるわけがない。しかし、強い当たりが竿を引き絞った。竿を立てたいが樹の枝がじゃまをして立てられない。魚は左右の岩陰に逃げ込もうと必死だ。竿をたたんで手前下流へ引き込んで抜き上げた。Hpp4029820 20センチのイワナだった(写真最上)。この川では大物に数えているサイズだ。サビもなくすばらしい魚体だ。やっと本来の感触と視覚を味わうことができた。帰路、森の中を歩いていると、Hpp4029844細流が凍って氷の塊になって残っていた(写真左)。標高1400メートルの春はまだ遠い。

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2011/09/29

イワナの骨酒は絶品 八ヶ岳山麓No.127

2011年イワナ釣りの納竿Hpp9240918_2

 9月24日の最低気温は3.5度Cだった。野辺山や開田高原では氷点下になったという。また、富士山には初冠雪があったと報じられた。3.5度Cといえば、横浜の真冬の最低気温だ。それなのに、木の葉はまだ濃い緑色だ。高原ではこんなギャップがあるのだ。(写真右 最初の1尾。写真下左 秋晴れの八ヶ岳山麓)Hpp9240870_2

 今シーズン最後の釣りのために沢に入った。水量は平水の1.7倍といったところだろうか。ここ3週間ぐらい川の水量が多い。例年、秋は水不足になりがちなのだが、今年は違う。最近大雨が降ったわけでもないのに水量が多いのは、7月下旬のゲリラ豪雨のせいか? 森林は緑のダムと言われる。山にたくさんの水が浸み込んでいるのだろう。Hpp9240924_2(写真下右 2匹目)

 今回も魚の食欲は旺盛だ。禁漁まぢかでは珍しい状況だ。先行者がいないのだろう。しかし、魚の餌取りは狡猾になってきた。針がかりしたのに3回ほどバラした。釣った3匹目の中型(写真下左)を持ち帰ってイワナの骨酒を作ることにした。珍味だからと友人に勧められたので、その気になった。以前は、Hpp9240930魚を塩焼きにして酒に浸けたのでひどい味だった。素焼きにすると知って再度チャレンジした。骨酒に大型は必要ない。19センチの中型をガスレンジのオーブン(魚焼き器)で焼いた。それを小鉢に入れ日本酒の熱燗を振りかけた。15分ほど浸してから飲んでみたが、何とも言えないうまさだ。フルーティーでいやみは一切ない。Hpp9240937フルーティーという表現は適切ではないのだろうが、そんな感じがするのだ。珍味である。結果に反映したかどうかはわからないが、イワナは、はらわたを取った後、冷蔵庫で1日寝かせてから焼いた。なお、日本酒は黒澤酒造(長野県佐久穂町)の「井筒長」だ。今年のイワナ釣りは、骨酒で締めた。 (写真上右は、2011年シーズンの納竿をした淵、午後5時32分だった)Hpp9251198

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2011/08/31

スズメバチと共存?! 八ヶ岳山麓No.126

2011年晩夏の八ヶ岳山麓Hpp8290032

〔イワナ〕 8月29日の最低気温は15度C、30日は13度Cだった。標高1400メートルの盛夏の最低気温は16~18度Cなので、あきらかに秋が到来している。8月29日は、久しぶりに渓流に立った。平水の2倍の水量なので、気がかりだったが、思い過ごしだった。イワナは瀬に出ていて、積極的に餌を追う。瀬で2尾、淵の岩陰で2尾釣った。体長は16~17センチと小型だ。しかし、肥っていて引きが強いのが救いだ。ブログ用に3尾撮影した。Hpp8290057Hpp8290062_2Hpp8290066_3

               

〔スズメバチ〕 今夏は、スズメバチが山小屋の2か所に巣を作った。どちらも外壁の中だ。一つの巣の入り口は玄関の軒下、もう一つは北西角の軒下だ。外から巣は見えないので対処法がない。7月初旬に、集まってくるハチを撃退するために薬剤を散布したが、うまくいかなかった。Hpp8290145以前、近所でハチの巣を狙ってクマが家を壊した例があるので油断できない。家の内壁に穴を開けて薬剤を吹き込んだが効きめがない。最近は、スズメバチの子育てが“佳境”に入ったのだろうか、巣の周りを飛び交い、我々の動きをけん制してくる。ベランダで食事もできない。あきらめて共存策を選んだ。そばを歩くときはスズメバチを刺激しないよう気を遣う。クマとまちがわれないよう黒い衣装や帽子は控え、ツキノワグマに見えないように襟元に白いアクセントを出さず、彼らに危機感を与えないようこっそりとそばを通過する。Hpp8290155

 将来への実験も兼ねて、遅ればせながら捕獲策を講じた。赤ワインと砂糖を混ぜた液体をペットボトルに入れてスズメバチをおびき寄せる。ペットボトルには小さな穴を開け、中に入れるが、逆に外へは出られないような構造にする。ネズミ捕りの方式だ。液体の調合にはいろいろな説があるが、残っていた甘口のワインを利用した。結果は、まあまあというところだろうか。スズメバチよりガのほうがたくさん入ってしまった。中に入ってもがいているスズメバチを撮影していたら、気の毒になってしまった。

Hpp8290106〔ヤマナシ〕 初めてジャムを作った。今年は山小屋のヤマナシが豊作だ。果実がたくさん林床に落ちている(写真左)。そばを通過するだけで芳香が鼻をつく。エキゾチックで、野生的な森には似つかわしくないHpp8290118上品な香りだ。これをほうっておく手はないと思い、ジャムにすることにした。私は、今までにジャムを作ったことはない。家内に要点を聞いて作り始めた。まず実の柄(え)を取り除き、細かく刻んで鍋に入れた。本来は、皮をむいたり、種を取り除くらしいが、小さな実なので、かなりめんどうだ。そこで、そのままで砂糖を加えて煮詰めた。Hpp8290208見ばえと口あたりは良くないが、味と香りは最高に仕上がった。

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2011/08/03

盛期のイワナ釣りで生態系の不安を感じる              八ヶ岳山麓No.123

人にも魚にも優しいカメラ…コンパクトカメラシリーズ37Hpp8018927

 8月1日は、久しぶりに晴れた。ここ3、4日は、梅雨のような空模様で、日中は降ったり止んだり、夕方には豪雨という、うんざりする天候だった。やっと晴れ間が出たので午前中に川に入った。水量は多いが濁りはない。絶好のコンディションだ。魚も活発に餌を追う。一つの落ち込みで2尾が釣れるというめったにない状況もあった。もちろん、スポットのすみずみまで探った結果だ。1時間半で6尾ほど釣ったが魚は小さい。撮影に値するのは1尾だけだった。しかし、渓流に立つ幸せを体験できた。Hpp8018905

 放流する前の撮影で、魚にできるだけダメージを少なくするために少し工夫した。浅瀬に魚を誘導し、水から引き上げずにシャッターをきった。オリンパスXZ-1をスーパーマクロモードに設定、ローポジションで接近、イワナの目にAFターゲット(フォーカスフレーム)を合わせてレリーズした。有機ELのディスプレーは明るく指向性も良好で、ローアングル、ローポジションでも(斜めからのぞいても)フレーミングができる。ライブビュー撮影はカメラだけが被写体に接近するので、撮影者はしゃがむだけでカメラを構えられる。もちろん魚に与える脅威も少ない。XZ-1は撮影者にも、イワナにも優しいカメラだ。釣果の撮影が少し進化したのではないか。Hpp8018920_2

 釣れた魚は15センチ前後の2年物が中心だ。一昨年の秋に孵化したイワナである。このサイズが多いということは、先に楽しみが残る。ただし、大物が少ないと、生態系のバランスは維持できないだろう。少し心配だ。キャッチ&リリースを遵守したいものだ。

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2011/06/23

ミュンヘンの狩猟・漁労博物館 ドイツNo.97

水辺を再現した体験コーナー

 ミュンヘンのノイハウザー通りに、ドイツ狩猟・漁労博物館(Deutsches Jagd Fischereimuseum Munchen)がある。ドイツ人の動物性たんぱく源採取を歴史的に扱った博物館である。Hpp6044659_2同時に、趣味としての猟や釣りにも触れている。狩猟・漁労の道具の発達と、その生活が展示、解説されている。自然とつきあうことに関心がある私たちには興味ある博物館だ。5年ぶり2回目の見学をした。そこに、水辺を再現した珍しいコーナーが新設されていたので紹介しよう。天井に設置されたプロジェクターからフロアーへ、渓流の動画映像が投影されている(写真下右)。渓流には魚が泳いで来たり、紅葉の落ち葉などが流れてくる。外から眺めると、八ヶ岳山麓の渓流が思い浮かぶ。足を踏み入れると、本当の水辺に立ち込んだように波立ち波音が響く。明るい浅瀬にここちよい瀬音のBGM(サウンド)は爽やかだ。特に、子どもには興味あるバーチャル体験であろう。

Hpp6044662_4子どもが“水遊び”をしていた。水を蹴飛ばすと波立つ(写真左)

魚が泳ぎ、落ち葉が流れてくる。魚が現れるのを待ってシャッターをきった(写真上右)

展示設備(写真下右)Hpp6044649_2

ドイツ狩猟・漁労博物館(写真下)Hpp6146997_2

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2011/04/18

日暈(にちうん)・砂嵐・イワナ 八ヶ岳山麓No.117

やっと春本番Hpp4182266_2

10年以上前のこの時期、標高1400メートルの八ヶ岳山麓の大地は凍土だった。畑に鍬を打ち込むと、ガツンと阻止されたものだ。ところが、ここ数年は凍土が融けるのがHpp4162229早くなった。今年も、すでに凍土は解消している。しかし春は遅れている。昨年と一昨年には、 今ごろカタクリが咲いていたが、今年は葉がやっと出てきたところだ(写真左)。ギョウジャニンニクの葉も小さい(写真下左)。緑の葉が目だつのは、カタクリとギョウジャニンニク、それに湧水沿いのワサビぐらいだ(写真下Hpp4182261_2右)Hpp4162220_2

4月16日は、最低気温が氷点下にならなかった。日中は“春一番”が吹き荒れ、畑には砂嵐が発生した。Hpp4162214_5ひどいときは視界が利かず、目も開けられない。Hpp4162209カメラも車外へ出せないぐらいだ。こんな経験は初めてだ。サハラ砂漠やゴビ砂漠では、これぐらいはあたりまえなのだろうか。

渓流のイワナにとっても、また釣り人にとっても春は待ち遠しい。渓流釣り解禁は2月16日だったが、気温や水温が低いと魚の活性も低く釣果は期待できない。Hpp4179038Hp24p4179072八ヶ岳山麓では、釣りの本番は4月にはいってからだ。4月17日は最低気温が-5度Cだったが、日中は暖かく水ぬるむ天候だった。魚にとっても、釣り人にとっても春本番になった。 (写真下右は春の渓流)

Hpp41791084月18日は、天空に日暈(にちうん)が出た(写真最上右)。日暈の全景を撮影するには24ミリ以下のレンズ(35ミリ判換算)が欠かせないのだが、あいにく持っていなかった。やむなくオリンパスXZ-1の広角端28ミリ(35ミリ判換算)で撮影した。日暈は異様である。われわれの祖先たちは、これを見て天変地異を予感し恐れおののいたにちがいない。日暈は上空の水蒸気で発生するので、春の到来を物語ると言ってよいだろう。

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2010/08/01

水中のイワナを撮る 八ヶ岳山麓No.105

解放されるカメラと撮影…コンパクトカメラシリーズ23Hpp7314741_2

 カメラをどこへでも持ち運べることは、カメラポジションの選択幅の拡張を意味し、たくさんあるカメラアイの筆頭に挙げるべき項目だ。水中写真家ではない私にとって、水の中へカメラを持ち込めることは大きな喜びである。しかも、大切にしている渓流釣りを水中からレポートできることは、自身の大きな発展だと思う。これを容易に実現できたのは、オリンパスμTOUGH-8000(写真下左)のおかげだ。Hpp8014325(写真下左はオリンパスμTOUGH-8000。フラッシュ発光部の右に照明用小ランプがある)

 μTOUGH-8000は、水深10メートルまでの水中撮影をはじめ、高度の耐衝撃・耐荷重など、カメラの概念をくつがえすスペックを搭載している。海岸や渓流などの水辺、寒冷地、風雨下などでも、臆することなく撮影ができる。川に立ち込んだ渓流釣りでは、手を空けるためにしばしばカメラの置き場所に困ることがある。しかし、本機はどこへ置いても(場合のよっては落としても)平気である。例えば、水流の弱い水中に置いても大丈夫だ(写真下)Hpp8014294 精密機器としての束縛を取り払って、カメラを自由に移動し自由に操作できることは、カメラと撮影が大きく解放されたことを意味するのではないか。

 7月31日も夕まずめをねらって渓流へ入った。いつものように最初の1匹(17センチのイワナ)を記念として撮影した。μTOUGH-8000を携行していたので水中撮影を選んだ。魚は、針を外さずに浅瀬に泳がせ、スーパマクロモードで懸命に追ったがまったく写らない。渓流が暗いうえに魚が活発なのでAFが作動しない。もちろんISO感度は1600である。そのうちに魚が弱って静かになった。それでも思うようなピントが得られなかった。そこで、以前試した電球照明付きスーパーマクロモードで撮影することにした。シャッターボタンを押すと、暗い渓流がパッと明るくなった。夏の渓流はこの小さな照明が目立つほど暗いのである。Hpp7314770_3照明がAF補助光になるためピントがすぐ合いシャッターがきれる。魚はシャープに撮れたが、背景が暗いので水中の臨場感が出ない(写真右)。やはり水中撮影は、自然光が勝るのではないか。ただし、低照度下の高感度撮影で、画質が低下してしまったのが残念(写真最上)。撮影開始から終了まで約20分かかった。もちろん撮影後、魚を放流した。

 簡易的な水中撮影では、カメラを上下逆転してレンズ部分だけを水中に入れ、ボディの大半を水上に出す。そうすることで、液晶パネルの大半も水上に出せるのでファインダーとして見やすくなる(写真下右)。水中の液晶パネルは水上からはたいへん見にくいので、この撮り方は有効だ。(写真下左は水中のようす)Hpp8014797Hpp8014297_3

              

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