『植物奇談』…フォトレポート
志賀高原撮影記…コンパクトカメラシリーズ41
フォトクラブ彩光恒例の志賀高原撮影会へ参加した。いつもながら、彩光のメンバーにガイドをしていただき、蓮池周辺と東館山高山植物園で草花の撮影を堪能した。しかし一方で、『植物奇談』(フォトレポート)をまとめてみた。 (写真上右●モウセンゴケ)
私の自然観の基本は「厳しさ」や「不可解」である。ひと目、美しく見える被写体にも、それを支える厳しい環境や、解明できない自然のメカニズムがある。私はそれらを撮りたいのである。最近、私の作風に対して、「おどろおどろしい写真」まではよいとして、「ゲテモノ系」「不気味系」「怖いもの系」などと評する人がいる。やや不満だが、それは認めてもよいだろう。作風がわかるのは、成果のあかしであるからだ。 (写真上左●サンカヨウの実)
一方、私は「きれい」「美しい」は写真のモチーフにはならないと主張している。「きれい」や「美しい」は漠然としていて具体性がない。「新鮮」なのか、「清楚」なのか、「可憐」なのか、「メルヘン調」なのか、「巧妙」なのか、「きれい」を分析すると以上のような言葉に置き換えられるはずだ。そして、それぞれで撮り方が変わるのである。私が「厳しさ」や「不可解」を志向するのは、「きれい」に対するアンチテーゼでもあるのだ。おどろおどろしい写真を掲載しよう。撮影には、すべてオリンパスXZ-1を使用。 (写真上右●ニッコウキスゲ)
●クモキリソウ ●シダの若葉
●チングルマ ●フジアザミ
●ギンリョウソウ
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