縁結び・祈願・誓い ドイツNo.137
リューベックの歩道橋
リューベックの旧市街(世界文化遺産)は、運河に囲まれた島の中にある。旧市街へ入るには12本の橋を渡る必要がある。
その中の4本は歩行者と自転車だけが通れる歩道橋だ。自転車が主要交通機関の一つであるリューベックにとっては重要な橋と言えるだろう。その中の一つの橋で珍しいものを見つけた。
たくさんのカギが橋の欄干にくくり付けらえているのだ。見つけた当時は、それが何のためなのか? なぜそこにあるのか? などは不明のまま撮影した。 (写真上3点 リューベックの歩道橋にて)
ところが、TV番組でパリのセーヌ川にかかる橋にも同じものがあり、二人(恋人どうしなど)の絆が切れないように願を掛けるためのものだとわかった。さらに、横浜・大桟橋にも同じものがあるのを知って、撮影に出かけた。国内各所に類似したものがあるようだ。大桟橋の例から、絆だけでなく自身の健康や世界の平和など、願いや誓いの内容は自由に決められるのだとわかった。願掛けを託すというのはわかったが、なぜ橋の欄干なのか、桟橋なのかはわからない。
想像するに、“架け橋”として意味があるのではないか。なお、大桟橋では場所を提供するだけでなく、売店でカギを販売しているようだ。 (写真上3点 横浜・大桟橋にて)
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