2016/03/21

導引術の深呼吸が基本

 初めて、 「上工中国気功整体院」 (写真下右)を訪れたときに、何 磊(か らい)先生から指導いただいたのは深呼吸だった。日本式の腹式呼吸ではなく、導引術によるものだったので、ちょっととまどった。Hp_p3011751しかし、そのとき、それが私の現在の難局を乗り切る切り札になろうとは思わなかった。「上工中国気功整体院」へ通う主な目的は気功整体を受けることだが、何先生からは、そのほかに健康に関する生活習慣や知識も教えていただいている。しかし、私の健康の基本は、導引術の深呼吸にある。

 日本式の腹式呼吸も、仕事や趣味に没頭しているときに有効なのは知っていた。一般に、深呼吸は酸素をたくさん脳に送るので、脳が活性化する。そのためか、気分をリフレッシュさせてくれる。
Hpp5043164_2 導引術の深呼吸は、お腹をへこませたり膨らませることは、意識しない。口による排気もない。正確ではないかもしれないが、何先生から指導を受け、自身が実践していることを書こう。まず、肩の力を抜いてリラックスして立つ。口を閉じ、歯は軽くかみ合せる。舌の先を上あご(上の歯の内側)に付ける。鼻から息をいっぱい吸って胸を膨らませ、腹をへ込ませる。目は正面遠方を凝視し、背筋を伸ばし、頭のてっぺんで天を突くような気持ちになることが大切だ。従来やっていた腹式呼吸と違うところは、お腹を膨らませないことだ。息を吐くときも、やはり鼻から吐く。口は閉じたままだ。舌を上あごに付けることで、「陰」(人体の腹側)と「陽」(人体の背中側)が一つにつながるという。Hpp5011507「陰陽」は、中国の易学でいう、宇宙の万物に働く相反する概念で、「陽」は天、男、日、昼、動、明、などであり、「陰」は地、女、月、夜、静、暗などであるという。陰と陽についての考え方は、中国医学の根底にかかわるという。
 私は、導引術の深呼吸を2~3回繰り返すと、身体の動きの改善につながるのだ。Hp14p7315460これについての詳細は後述するつもりだ。

 さて、気功導引術とは仙人(神仙)の技であるという。私は、昔から仙人に憧れていた。深呼吸を実践することにより、少しでも仙人の境地へ近づけたら、こんなうれしいことはない。仙人は霞を食べて生きているという話を聞いたことがある。私は、その話にも、なんとなく引かれる。そこで、八ヶ岳山麓の森の中で、仙人が現れそうな雰囲気が写っている写真を選んでみた。Hpp8090157_2それにセンニンソウ(仙人草)の写真(写真右)を加えて掲載する。センニンソウは、果実の白い毛を仙人の白髭にみたてて命名されたという。なお、 「上工中国気功整体院」についてはホームページをご参照ください。

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2014/11/02

『心の琴線にふれた光景』2014

8回 横浜写心倶楽部 写真展
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会場:横浜市港南区民センター「ひまわりの郷」ギャラリー(港南区民文化センター内 アクセスはDMのマップ参照)
会期:2014116()12() 10:0018:00 初日は14:00~ 最終日は~17:00


 琴線とは琴の糸のことだが、もう一つ慣用的な意味がある。「外界の物事に触れて、さまざまな思いを引き起こす心の動き」という意味だ。いうまでもなく、写心倶楽部のタイトルはHpimg_0002後者にかかわる。「琴線にふれる」とは心の動きを琴の糸にたとえた言い方で、感動の一つのパターンである。琴の糸のように感じやすく、共振、共鳴して心に残ることを意味する。すなわち、琴線とは作者の中(内界)にあるものをさす。一般的にシャッターをきるということは、外界の被写体が内界である作者の琴線を刺激することと言えよう。撮影者の琴線はさまざまだ。今回も、琴線を3つのカテゴリーに分けて展示する。≪本能を呼び覚ます≫ ≪自然への共感・共鳴≫ ≪過去を追想する≫の3つだ。いずれも、人類の過去の進化と学習から得た琴線といってよいだろう。


 私たちはしばしば原始的な風景にあこがれる。水辺に郷愁を感じるのは、私たちの遠い祖先が進化の過程で水辺の生活を体験したことがあるからだ。自然にあこがれるのは、過去に厳しい自然を克服した知恵Hppb060881_2が、私Hppb060866_4たちの身体に“記憶”されているからではないか。過去を大切にする習性は、体験や創造を財産として蓄積してきたおかげだ。代表作を以下に掲載する。なお、私は出展していない。Hppb060856_4

≪本能を呼び覚ます≫ 『祭 礼』 (高千穂神社) 森内秀樹Hp01_dsc_0070a


≪自然への共感・共鳴≫
『亀 裂』(吹割の滝) 
岡田正久Hp14_d31a6029a


≪過去を追想する≫『ゆうなぎ』
(横浜港)  稲葉一郎Hp36_29_img_0047c

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2013/10/25

第29回 大倉山 秋の芸術祭

Hppa199555_4 10月30日(水)から大倉山記念館で地元の芸術祭が始まる。開催要項は写真下左のチラシのポップアップ画面を参照ください。会期中、記念館の3階回廊で大倉山エルムフォトクラブの写真展が開催される。私も1点『俗世を後に』(写真右)を出品した。神奈川県・大雄山・最乗寺で撮影した修験者像の写真だ。最乗寺は曹洞宗の道場である。銅像の背中に修験道の厳しさを感じたのでシャッターをきった。Hpimg_0001なお、この作品は、英国王立写真協会日本支部展に出品したものだ。ほかにエルムフォトクラブの代表作を3点掲載する。













『福はーウチ』三谷 享(下左)/『春の限り』武田由治(下右)Hpnimg_0002_2Hpimg_0001_2

『湖 畔』高橋勲夫(下左)Hpimg

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2012/11/25

第8回 シャトロー会写真展『心の歌と共に』

Take a picture ⇒ Take a songHpdmpb258267_3

 私がコーチを務めるシャトロー会は、いままでユニークな写真展を開催してきた。いくつか挙げると、「サウンド&パワー」「水辺模様」「癒し、いやされる」「元気で幸せ」「コンビネーション」などだ。テーマとそれにともなうタイトルをしっかり守り、作品を厳選してきた。これはあたりまえのことであろう。私は、グループ展でしばしば見る“寄せ集め展”や“おけいこの発表会展”には興味がない。配列がばらばらなので、鑑賞するとき作者の意図についていけない。混乱してしまうのだ。それに、おおむね撮影テクニックの向上だけを見せることになる場合が多い。テクニックは表現の手段である。興味があるのは、作品の中身だ。それはテーマによって決まる。

 今回、シャトロー会では歌に合わせた写真を撮ろうと決めた。チャレンジであり、成算があったわけではない。それこそばらばらになる危険があった。Hppb258263しかし、鑑賞者のスキーマ(心構え)を歌のタイトルで作れれば何とかなると考えた。メンバー各々は好きな歌を1~4曲選び、それに合わせて一人4点出展した。1曲に1点の場合もあれば、2点の場合、4点の場合もある。すなわち、写真1~4点で一つの歌のイメージや雰囲気を伝えようと企図した。また一つユニークな写真展を積み上げたと言えよう。今回は、目黒区民ギャラリー(マップ参照 ポップアップ可)で開催する。ご高覧いただけたら幸いだ。あいさつ文とメンバーの代表作1点を以下に掲載する。 

P.S. 11月30日、介護施設のデイケアーで20~30名の団体が会場にお見えになった。高齢の方々にはなつかしい歌が含まれているので、介護担当の方々が連れてきてくださったようだ。しかも、2、3日前にもいらしたというから、介護担当の方々はリピーターだ。私たちの写真展をご高覧いただき、たいへんうれしかった。これが本来の写真展の姿ではないだろうか。写真展が業界人だけのものだったら、写真はいつまでたっても音楽や文学にはかなわないだろう。

会場:目黒区民ギャラリー(マップ参照 ポップアップ可) 会期:2012年11月27日(火)~12月2日(日) 10:00~18:00 27日は13:00から 2日は16:00まで

 スクリーンミュージックという分野があります。テーマ曲やBGMを聴くと映画の名場面が髣髴とよみがえります。これは、音楽にとっても映像にとってもすばらしいことです。 ところで、好きな音楽を聴きながら撮影する写真家がたくさんいます。イメージが広がり心地よくしシャッターをきれるからでしょう。音楽には視覚を鋭敏にする効果があるのではないでしょうか。 私たちも、好きな歌を口ずさみながらシャッターをきりました。そして、イメージやモチーフを歌から発想してみました。この写真展は、まさにTake a Songの結果です。ご高覧いただけたら幸いです。 シャトロー会コーチ 豊田芳州

●四季の歌「春を愛する人は 心清き人」菊谷信夫(下左) ●酋長の娘「色は黒いが 南洋じゃ美人」須永定博(下右)Hp_img_58681_dmHp

●憧れのハワイ航路「別れのテープを 笑顔で切れば」金子壮一(下左) ●シャボン玉「風風吹くな シャボン玉飛ばそ」廣幡安子(下右)Hpimg_0588Hp5a_2

         

         

         

         

         

                               

●どこかで春が「どこかで芽の出るが 音がする」瀧内哲男(下左) ●ひなげしの花「愛の想いは 胸にあふれそうよ」小野理恵子(下右)Hpcimg4685Hp_mg_1594_s

●旅愁「わびしき思いに ひとりなやむ」矢部 徹(下左) ●村祭り「今日はめでたい 御祭日」新沼早智子(下左)Hpimg_9550Hp5

●今日の日はさようなら「いつまでも絶えることなく 友達でいよう」間々田正子(下左) ●あの町この町「今きたこの道 かえりゃんせ」矢吹忠正(下右)Hpdscn0681Hp4dscn0091

Hpr0011277_1会場風景 採用された曲をBGMとして流した          

 私は、『ブルーライト・ヨコハマ』を選んだ。選ぶというよりは必然だった。横浜が好きなうえに、カラオケで歌えるのはこの1曲だけである。2点を特撮で目ざしたが、思うように撮れなかった。ありネガ1点と、苦肉の策で切り抜けたが…。 ●「街の灯りが とても きれいね」(下左) ●「ゆれて あなたの腕の中」 (下右)Hpaypa106252Hpbcpa206816

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2012/10/11

元気になれる獅子舞 横浜No.62

双十節を楽しむ…コンパクトカメラシリーズ47Hp_pa106118

 中華街の秋祭りへ出かけるのは、私の年中行事である。今年は、国慶節(10月1日)が中止になり、双十節(10月10日)だけなのが少し寂しい。双十節も、開催日が平日とあって人出は少ない。尖閣問題も影を落としているかもしれない。こころなしか、街の照明も暗いように感じた。しかし、獅子舞は例年通り、元気いっぱい、中華街を暴れ回った。私も元気づけられて帰ってきた。

 今年は、デジタルコンパクトカメラ・オリンパスXZ-1だけで撮影してみた。十分対応できることがわかった。写真だけで双十節を紹介しよう。

あいかわらずアクロバティックだ(写真上)

獅子舞は中華街の多くに人々によって支えられている(写真下左) 耳をつんざく爆竹、これがたまらない!! (写真下右)Hp_pa106137_2Hp_pa106240











2階の採青(ご祝儀)に食い下がる(写真下左) 店内でねんごろにもてなされる(写真下中) ふるまい酒に酔う(写真下右)Hp_pa106079Hp_pa106199Hp_pa106209

元気、陽気、覇気Hp_pa106035

中華街の繁栄を祈る(香港路にて) (写真下)Hp_pa106110_2
参照:「国慶節…フォトレポート 横浜No.41」

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2010/01/05

写真展『元気で幸せ』… シャトロー会展

Hpdm_2得意技と応用力

 私がコーチを務めるシャトロー会が6回目の写真展を開催する。シャトロー会会員の撮影姿勢はたいへん柔軟だ。メンバーそれぞれが得意技と得意被写体をもち、どんなテーマや課題があってもびくともしない。得意技でこなせるからだ。一方、得意があるということは応用が利くということなので、どんな被写体でも平気である。撮影が最高におもしろいと感じる境地に立っているのではないか。

 私は、今回のテーマをこなすためにマニュアルを配布した。それはコーチの務めである。メンバーそれぞれが元気になれ、幸せを感じたときにシャッターをきるようお願いした。Hp_7被写体は多彩だ。孫との遊び、祭り、ベランダの至福、富士山、植物の神秘、若者、カルチャーやコミュニティー、動物の躍動、スポーツ、自然とのつき合い、季節の移り変り、朝夕の感動、などだ。会場のあいさつ文を下に掲載する。

会期:2010年1月7日(木)~12日(火) 11:00~19:00(土日開催)/会場:フォトエントランス日比谷(日比谷三井ビル) アクセスはマップ(上左)をクリックしてくださいHpp1060630Hpp1060629

         

         

         

第6回 シャトロー会 写真展 『元気に幸せ』(あいさつ文)

 今、社会の大きな関心事は健康でしょう。元気に暮らせたら、これに勝る幸せはありません。私たちは、元気の根源をカメラで追求してみたいと考えました。そこでメンバーそれぞれは、自身が元気になり、幸せを感じた場面にシャッターをきりました。老若男女の活躍、動植物たちの躍動、自然からのメッセージなど、被写体はさまざまです。これらを次の4つのカテゴリーに分けて展示いたします。

Partner 一緒にいる幸せ/Nature 自然の霊力を感じる/Location 元気で幸せになれる所/Chance 元気で幸せになれる時

 新年早々、ご高覧の皆さまにも元気になっていただけたら幸いです。 シャトロー会コーチ 豊田芳州

 私は、朝と夕方の感動をそれぞ1点ずつ発表した。一つは、白馬山麓で迎えた朝の風景だ。山頂から徐々に浮かび上がってくる山容に『前途洋洋 Chance』とタイトルを付けた。もう一つは、蓼科の日向木場展望台からの夕焼けだ。「有終の美」という言葉がぴったりの風景だったので『有終の時 Chance』というタイトルを付けた。朝夕は、私たちを元気にしてくれると確信する。各カテゴリーの代表作も以下に掲載する。HpHp_2

                                           

       

        

        

                     『学 習』 Partner 中村文江Hp_5

Hpdsc01093『全 開』 Nature     菊谷義美

Hp_5『飛 翔』 Location    矢部 徹

Hp_6『底 力』 Chance    新沼早智子

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2007/11/01

写真で癒し、いやされる

第4回 シャトロー会 写真展 『癒し、いやされるとき』

Hpdmimg_3 会場:代官山フォトギャラリー(マップは要クリック)

会期:11月1日(木)~6日(火) 10:00~18:00 最終日は17:00まで

 優れた写真には人を癒す働きがある。自然や町の風景、花や昆虫などの生物、人々のスナップなど、どんな分野の写真にも癒し効果はある。一方、写真を撮影するときにも癒されるときがある。被写体を探す好奇心、求める被写体にめぐり合った感激、すばらしい被写体の前に立ったときの幸せ、シャッターをきるときのときめき、思いどおりに撮れたときの達成感など、いやなことを忘れさせ、ストレスを解消してくれる。

Hppa311117Hppa311114_2  癒すとはどういうことだろうか。辞書によれば①病気や傷をなおすこと、②悲しみや苦痛をなくすこと、とある。写真で撮影に熱中すると、苦痛や苦悩を忘れてしまうのだ。これは写真撮影にか ぎったことではない。好きなことに夢中になると、少なくともそのときだけは我を忘れる。「病は気から」という言葉があるが、いつも気がめいって、暗い気持ちでいたら病気になってしまいそうだ。写真でそれをいくらかでも解消できたら幸いだ。ただし、夢中になれる被写体があることが絶対条件だ。

Hppa311120_2 以上は、写真撮影の精神面について触れた。しかし、私は肉体的にも効果はあると考える。被写体を探索するときの目と足の使い方は、日常生活とは明らかに違う。日常生活のように省略できないのである。日常では日ざしや水面の波紋などは気にしてはいられない。それらを気にしていたら、用事は遅れ、ときには足元が狂って転ん でしまう。しかし、撮影ではそこが勘所だ。日ざしや水面の状態を生かすカメラポジションを一生懸命探す。スナップ撮影では、ファインダー全視野で人々の表情と関係を瞬時につかまなければならない。しかも、ピント合わせHppa311124_2 を確認しながらの観察だ。目と脳、足、指(ピント合わせやレリーズに使う)を連動させた動作は写真独自のものだ。いろいろな器官が連動することは脳に良い刺激がある。写真撮影は、フォトセラピーとして治療効果があることは以前に話した。参照(「写真は病気を治すか 信州No.5」)

 シャトロー会メンバーは、写真の癒しについて考え、自身の体験を作品に託した。手前味噌で、我田引水のところもあるが、同じ人間同志なら共感していただけるだろう。特に写真仲間には理解してもらえるのではないか。ご高覧いただけたら幸いだ。

Hp_2米山明六 「禅の力」(平林寺) 秋の禅寺で感じた禅の精神を形にしたもの。天へ収束する形(クサビ形)には動きや力がある。

Hp_3 矢部 徹 「至福」 私はゴルフをしないが、友人たちの話をたびたび聞いていると、このシーンには癒しがあることを想像できる。

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