2016/10/30

2016年千葉大学スキー部OB会

築地・江戸銀で開催…フォト・アルバム

 今年の大OB会は、10月16日に「築地・江戸銀」で開催された。Hppa169007
 千葉大スキー部OB会は二つある。一つは、発足当時の中高年メンバーだけで構成されたOB会である。もう一つは、現在も新会員が毎年入会してくる現役スキー部に支えられたOB会だ。前者を「大OB会」とするなら、後者を「正OB会」と呼ぶべきだろう。もちろん、大OB会のメンバーは、正OB会のメンバーでもある。

 約50年前、卒業したスキー部員の有志が集まり、ホームゲレンデである妙高高原に山小屋を建てた。将来にわたってスキーのトレーニングと親交を深めたいという希望を実現したものだった。そのメンバーが中心になって大OB会が結成され、現在も続いている。合宿やスキーツアーなどで、同じ釜の飯を食った仲間だけに、深い親交と硬い信頼で結ばれている。私にとって大OB会は、いまや心の糧である。Hppa169024

 江戸銀は、築地場外にある。築地場内市場の移転が問題になっているが、場外市場はほとんど残るらしい。それは当然だろう。築地というブランドは大きい。最近、我が生活圏内にできた2件の寿司屋の店名にも、築地という字が冠に乗っている。築地と聞いただけで、新鮮と伝統のようなものを感じる。簡単に離れることはできない土地である。

 築地・江戸銀の創業は大正13年(1924年)である。大OB会の倍のキャリアを誇る。料理はすべておいしかった。また、店員の気持ち良い対応はさすがだった。おかげで、年に一度の親睦会を愉快に過ごすことができた。当日の模様をフォト・アルバムとして掲載する。

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●T氏とF氏が、富良野スキーツアーの思い出話に火を付けた。当時のプリントを見ながら盛り上がった(写真上)

Hppa169035_2Hppa169039Hppa169043Hppa169114●おいしい料理に満足。 お造り、フグのから揚げ、手長海老のから揚げ、握り寿司など(写真上)

Hpimg_edited1Hppa169127●会場での記念撮影。仲居さんにカメラの使い方を指導するK氏(写真上)

Hp2pa169133●記念撮影は、屋外でも行われた

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2016/07/13

『沈黙の森から』をご高覧いただき、ありがとうございました

ネット・ギャラリ-写真展『沈黙の森から…春の息吹は終了いたしました。
たくさんのアクセス、ありがとうございました。あつくお礼申しあげます。
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 このたびは、第3回 豊田芳州ネット・ギャラリー 写真展『沈黙の森から…春の息吹をご高覧いただき、まことにありがとうございました。 『豊田芳州のTheme』へ多くの方々からたくさんのアクセスをいただきました。 その実情は、別表(下図 ポップアップ可)のとおりです。

 インターネットを利用して写真展を開催する意義については、第1回展を開催するときに解説したので、それをご参照ください。 Deutsche Geist 『ドイツの栄光』展 予告
 また、コメントやメールなどで感想とアドヴァイスをいただきました。厚くお礼申しあげます。ネット・ギャラリー展は第4回、第5回と続けるつもりです。今後とも、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

Hpimg※ PVはアクセス数、UUはその日の全訪問者数、VISiTは最初のアクセスから30分以上経過した再度訪問者を加えた全訪問者数。

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2016/07/03

予告!! 写真展『沈黙の森から…春の息吹』 八ヶ岳山麓No.198

第3回 豊田芳州ネット・ギャラリー写真展

♦期日:2016年7月6日(水)~7月12日(火)
ネットギャラリー: 「豊田芳州のTheme」 http://silent-forest.cocolog-nifty.com/

Hp_dmimg_0001_edited1 八ヶ岳山麓の川上村で生活するようになってから30年になろうとしている。1400メートルの高原は、四季の変化が顕著で、それぞれに持ち味がある。しかし、私がもっとも好きな季節は冬である。冬の渓流に発達する氷は、森の宝石といてもよいほどの美しさと厳しさがある。そのようすは第2回 ネットギャラリー写真展で展示した。次に興味がある季節は春である。寒冷地の八ヶ岳山麓においては、春は格別の意味がある。眠っていた植物や動物がいっせいに蠢動し始めるようすを初めて観察したときは感動したものだ。地面からいろいろな植物が顔を出すようすは、自然界の始まりを想像させた。約4億5000万年前、植物が上陸したとき以来、繰り返されてきた現象を垣間見たような気がした。そこで、春編では自然界の原始的な風景を撮影しようと考えた。カテゴリーを次の3つに分けて掲載する予定だ。
   (1)地上へのあこがれ
   (2)揺籃期
   (3)発生のドラマ

 なお、発生とは、多細胞生物の卵が受精し、胚を経て幼生から成体となるまでの過程をいう。すなわち、生物が成長する過程での変化をさす。発生は、しばしばドラマティックだ。
 なお、夏編と秋偏もいずれは、『沈黙の森から』のシリーズで展示する予定だ。

 いつものように、ダイレクトメールを作って郵送したが、つごうで部数が足りなかった。一部の郵送されていない方々へは、お詫びいたします。

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2016/05/15

2016年5月上旬の森のようす〔B〕 八ヶ岳山麓No.196

春の息吹…『沈黙の森から』 B

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シダの若芽
(上) 繊維状の毛は、防備と威嚇の二役を担う ●オシダの若芽(左上) シダ類の葉が持つ羽状複葉のパターンには渦巻きというパターンが元にある


Hpp5030402_3Hpp5040074_2●シダの若葉
(上左) “ゆらぎ”は、植物進化の草創期に見られる一つのパターンではないか ●タラの芽(上右) タラノキは、トゲを発達させて種を保存してきた植物だ、そのおかげで、人間の口に入るチャンスができた

Hpp5014921_edited1●ツバメオモト(上) 深山に自生するといわれる

Hpp5080019Hpp5080100●シジュウカラの卵(上左) 私たちが仕掛けた巣箱には、毎年シジュウカラやコガラが営巣する ●エゾハルゼミの抜け殻(上右) 5月上旬にエゾハルゼミの鳴き声を聴くのは初めてだ。シカ避けの柵で羽化してしまった

Hpp5080178_2Hp_p5040362_edited1●ネコノメソウ(上左) ●コケの胞子体(上右) 陸上で生活するために、複雑な生活環で自然界に適応している。胞子体は裂けて胞子を放出し、それが着床して次世代が生まれる

Hpp5030587Hpp5040167_2●シラカバの雄花(上左) 花粉をたくさんばらまいている(上右) ●枝ごと落ちたシラカバの雄花

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2016/05/14

2016年5月上旬の森のようす〔A〕 八ヶ岳山麓No.195

春の息吹…『沈黙の森から』A
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 春はすべての始まりのような気がする。多くの草花は、春に芽を出し、花を咲かせ、秋には果実を実らせ、子孫の繁栄に貢献する。多くの動物も然りだ。カエルは池に卵を産み、孵ってオタマジャクシになるのは春だ。野鳥は、春に営巣し新しい生命が生まれる。私は、地球上に生物の営みが始まったころも、春のような気候と景観だったのではないかと想像して、楽しんでいる。

 春の森を歩くと、植物には独特の形があるように思える。発芽するとき、葉を広げるとき、花を付けるときなど、それぞれ次のステップへ進む段階で独自の形状になる。それは、私たち人間にとって、幼稚に見えたり、稚拙だたり、愛らしくもある。また、異様な雰囲気を放っている場合も多い。私は、いずれにも春の息吹を感じると同時に、その植物がもつ独特の生い立ちを感じる。B.ペトロニビクスがまとめた「進化の24則」の一つ、『段階の法則』の幼年期の特徴だろう。森の生物の幼年期と息吹をレポートしよう。なお、ほとんどの生物の活動と現象は、例年に比べ2週間ほど早かった。

 

 ●野辺山の春(上右) 八ケ岳の最高峰・赤岳の雪はだいぶ融けた。里の畑は耕され、マルチをかけてレタス栽培の準備にとりかかる(5月6日撮影)


Hpp5040002●ヤマナシの花
(上) 花も果実も芳香を放つ。花期が2週間は早い


Hpp5030347Hpp5040313●ミズバショウ
(上左) 今年も2株を見ることができた。土壌が貧栄養のため、まともな花が少ない ●ラショウモンカズラ(上右) シソ科の多年草だ。名まえの由来は、つぼみの形が京都・羅生門で切り落とされた鬼の腕に似ていることから命名


Hpp5010288_2Hpp5080088●ミミガタテンナンショウの若芽
(上左) 大型の花をつける個体の若芽はは太い ●ミミガタテンナンショウの花(上右) 5月上旬に花を見るのは初めて

Hpp5030630_2Hpp5030618_3キジムシロ
(左)   ●スミレ(右)
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Hpp5030504落ち葉を突き破る(左) 発芽にはいろいろな試練がある。落ち葉を突き破るのも大きな試練だ ●二又分枝(右) カエデの若芽だが、植物進化上の原始的な枝分かれを想像できる

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Hpp5070245_3水辺の若葉(左) 萌木色が映える ●オタマジャクシ(右) 今年はカエルの卵をじっくり観察した

 

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2016/04/02

大倉山公園の桜 横浜No.91

桜の撮影名所
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 今は、いたるところで桜祭りが開催されている。横浜市港北区大倉山でも『第5回大倉山さくらまつり』が開催されている。おもな会場は、太尾南公園と太尾堤緑道だが、大倉山公園も見逃せない。大倉山公園は梅の名所だが、桜も負けていない。丘陵地なので、カメラポジションとアングルが多彩に選べる。特に夕刻の日ざしが捨てがたい魅力がある。私は3月31日の夕刻に撮影に出かけたが、日ざしには恵まれなかった。そのときの写真を掲載する。なお、太尾南公園と太尾堤緑道は大倉山公園とは樹種が違ううえに、ヤエザクラが多いので、花期が遅れ、長い。

競うHpp3314919
支えるHpp3314897_4
立ち回るHpp3314966_2
捕われるHpp3314851_edited1_2
突くHpp3314912
崩れるHpp3314945

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2016/03/14

モクレン去りて、サクラ来る 横浜No.90

2016年 桜の現状
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 好きなハクモクレンも満開を過ぎ、終盤に入った。次はサクラである。3月13日、鶴見川河畔の桜のようすを見に出かけた。大きく膨らんだつぼみには、ピンクが顔をのぞかせ、今にも開きそうだった。昨年は、この木の下に、たくさんの車椅子が集まり、にぎやかな宴が催されていた。     
     待ちわびる 歓喜の宴 花見酒

Hpp3130219_4 施設の人々も、桜との再会に胸を膨らませていることだろう。今年の横浜の予想開花日は322日、満開の予想日は330日だ。Hpp3130232_2

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2016/02/22

2週間以上早い開花 横浜No.88

ハクモクレン
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 私はモクレンが好きだ。これについては、すでに『ハクモクレンの原始性に引かれる 横浜No.82』で触れているので参照してほしい。私は、ここ1年間、同一の場所でハクモクレンを観察してきた。Hp150311p3110009今年は暖冬といわれ、その結果、ハクモクレンが例年にない経過をたどっているということも 『自然界の変異 横浜No.85』に書いた。Hpp2210514今年の開花は昨年に比べ2週間以上早い。昨年が3月11日だったのに対して、今年は、2月21日だ。その差は18日である。1月の初旬に暖冬の影響で、苞を脱いだと書いた。Hp15150311p3110021_edited1_2しかし、その後、寒波が来て平年並みの気温が推移した。2月14日に、“春一番”が吹き、だいぶ膨らんだつぼみが開くかと期待したが、だめだった。14日以後、ほとんど毎日モクレンを観察に出かけた。やっと、21日につぼみが緩んだ。純白の花冠は花の聖女のようだ。待ち望んでいただけに、一段と輝いて見える。 (写真上左2点 2015年3月11日の開花。写真上右2点 2016年2月21日の開花)

 しかし、一方で不安もある。モクレンといえば、今までは3月上旬から中旬にかけて、サクラの開花の前に咲いていた。2月に開花するのは、異常なのではないだろうか? 今年の状況だけでは断定はできないが、地球温暖化の加速が危惧される。

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2016/01/16

八ヶ岳の現況 八ヶ岳山麓No.192


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例年にくらべ、ほとんど積雪がない(携帯で撮影)

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2015/07/27

川上村2015夏 八ヶ岳山麓No.181

宇宙飛行士・油井亀美也氏パタゴニアの出店

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 7月23日、朝6時の“目覚ましラジオ”が、油井亀美也さんの宇宙への旅立ちを報じた。すぐ後で打ち上げの成功がフォローされた。打ち上げは6時2分だった。そのころ川上村文化センターでは、村を挙げて川上村出身の宇宙飛行士・油井亀美也さんの挑戦を応援していた。Hpp7230204_2私は応援会には立ち会わなかったので、NHKのTVニュースと、村の広報ポスターからレポートする。 (写真上 川上村役場 写真右 応援のぼり)

 応援会は、23日、早朝5時から6時半まで川上村文化センターで開催された。Hpp7230449ソユーズ宇宙船の打ち上げが生中継されたようだ。NHK BSニュースでそのようすが映し出された。Hp_p7230443_2ロケットが打ち上げられ成功すると、中学生らしい学生がインタビューに応じていた。油井さんはすでに国際宇宙ステーションで仕事をしている。おもな仕事は、「生命の起源となる物質が、宇宙空間に漂っていないか調べる実験」だという。生命の起源については、諸説あるが決め手はないらしい。Wikipediaによると、生命起源説は三つに大別される。一つは超自然現象、すなわち神話の世界だ。二つ目は地球上の化学進化である。地球上の無機物が、ある化学的な条件下で生命(有機物)へ変化したという説だ。三つ目は地球外に起源があるという説だ。Hptv_p7230454油井さんは、三番目の説の可能性を探るために実験をするのであろう。生命起源物質が見つかるか、その可能性が確かめられれば、大発見になる。しかし、それがそのまま気球外生命起源説の証明にはならないし、ほかの2説の否定にもならないだろう。生命起源について最先端の実験・研究が川上村出身者の手になるということは誇らしいことだ。油井さんの実験の成功を祈りたい。 (写真下 村の幹線道路に掲げられた看板)

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 7月6日、アウトドア・ブランドのパタゴニア(patagonia)が川上村に出店した。場所は、川上村唯一のスーパー・ナナーズ川上店の敷地内だ。高原野菜で高収入を得ているとはいえ、人口5,000人足らずの山村に出店するというのは画期的なことだろう。Hpp7230169_3Hpp7230188_3もちろん、登山客やキャンパー、アングラーがたくさん訪れる村ではあるが…。さっそく店舗へ出かけた。まず、ハンガーにつるされたカラフルなウエアが目に入った。8坪の店内には、ロッククライミング用のザイルやハーケン、カラビナ、シューズ、ザックなどの登攀用具を中心に品ぞろえしているようだ。ニューモデルだけでなく、旧モデルのアウトレット製品もある。一方、カタログを見るとウエア中心のページ展開だが、随所にロッククライミングのシーンがはめ込まれている。販売のターゲットはあきらか川上村内の岩場を目ざすクライマーということだろう。
 私は、15年以上前から、カメラバック兼多目的バックとしてパタゴニアの製品を愛用してきた。ウエストポーチとショルダバッグの兼用に作られた小型のものだが、私はショルダーバックとして使ってきた。デジタルカメラの高性能小型化で、サイズも十分だし使い勝手が良く、なかなか手放せない。というわけで、パタゴニア製品には良いイメージがある。Hpimg_0002_2私は、岩登りには縁はないが、レインギアーや防寒ウエア、ザックやバッグには関心がある。Hp2img_0001ちょうど小型のザックを探していたので、リンクド・パック16Lを購入した。ロッククライミング用にデザインされているが、細身・薄型が気に入った。 (写真上2点 パタゴニア・カタログの見開き例)

 パタゴニアは、アメリカ合衆国カリフォルニアに本社を持つアウトドアー用品の製造販売会社だ。日本に進出したのが1988年だという。現在、全国に21店舗を持つ。川上店の正式な名称は、「パタゴニア クライミング長野・川上」だ。1年間の期間限定でオープンした。最後に、開店のコンセプトをパタゴニアの言葉で記す。 「……。日本有数のロッククライミングの聖地である小川山や瑞牆山から程近いロケーションに直営店をオープンすることで、クライマーを中心とするお客様との繋がりを大切に、お客様同士の素晴らしいフィールド体験を共有していただき、またクライミングや自然環境についての情報を発信する存在となることを目指します」

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