巨大な草刈り機
撮影の帰り道、「作業中」の標識が立っている先に、トラクターのようなものが見えた。動きと音は戦車のように物々しい。車体の横からバーが出ていて土手の草を刈っているのだとわかった。 目の前で方向転換するとき撮影させてもらった。 親切に実演しようかと言ってくれたが、遠慮した(写真右)。アルザス地方のブドウ畑は大規模経営だ。日本と違ってぶどう棚もない。畑の土手も均一な造りなので、トラクターのような草刈り機が使えるのだ。日本で使ったら、土手が壊れてしまいそうだ。
ラベルがユニークなビール
食料品店でビールを欲しいといったら、すぐ持ってきたのがこのビールだ(写真左)。L' Alsacienneという名まえだ。エギスハイムの二つの店で同じものを勧められたところをみると、アルザスの名物のようだ。それとも、我々が外国人だと知って、勧めたのか。 コルクの栓がしてあり、容量は750ml、アルコール度数は7.8パーセントだ。濃厚な喉ごしだった。大胆なデザインとエスプリが痛快だ。世界中のビールについて書いた本にも載っていない。日本で輸入しても、おそらく販売できないだろう?
中高年の素朴なゲーム
初老の男性二人が重そうな鉄(材質は不詳)の球を投げていた。15メートルぐらい離れた目標をめがけて投げている。カーリングのようなゲームに見えたが、ルールはわからない。それよりも、中高年が、ずいぶん素朴なゲームを楽しんでいるのに興味があった。球を投げるフォームが板についているので、やり慣れているのだろう。日本では最近、石蹴りや缶蹴りなどの“路面ゲーム”を見たことがない。いずれも子どもの遊びだが、通過儀礼のようなゲームで、子どもにとっては存在価値があると思う。これを、大人がやっていることに感じ入った。午前中のエギスハイムでの出来事だ。私は彼らと同年輩だ。日本で自分がプレーすることを想像してみたが…。
エギスハイムについては『町並みとワインが自慢 ドイツNo.65』を参照
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