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2016/05/14

2016年5月上旬の森のようす〔A〕 八ヶ岳山麓No.195

春の息吹…『沈黙の森から』A
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 春はすべての始まりのような気がする。多くの草花は、春に芽を出し、花を咲かせ、秋には果実を実らせ、子孫の繁栄に貢献する。多くの動物も然りだ。カエルは池に卵を産み、孵ってオタマジャクシになるのは春だ。野鳥は、春に営巣し新しい生命が生まれる。私は、地球上に生物の営みが始まったころも、春のような気候と景観だったのではないかと想像して、楽しんでいる。

 春の森を歩くと、植物には独特の形があるように思える。発芽するとき、葉を広げるとき、花を付けるときなど、それぞれ次のステップへ進む段階で独自の形状になる。それは、私たち人間にとって、幼稚に見えたり、稚拙だたり、愛らしくもある。また、異様な雰囲気を放っている場合も多い。私は、いずれにも春の息吹を感じると同時に、その植物がもつ独特の生い立ちを感じる。B.ペトロニビクスがまとめた「進化の24則」の一つ、『段階の法則』の幼年期の特徴だろう。森の生物の幼年期と息吹をレポートしよう。なお、ほとんどの生物の活動と現象は、例年に比べ2週間ほど早かった。

 

 ●野辺山の春(上右) 八ケ岳の最高峰・赤岳の雪はだいぶ融けた。里の畑は耕され、マルチをかけてレタス栽培の準備にとりかかる(5月6日撮影)


Hpp5040002●ヤマナシの花
(上) 花も果実も芳香を放つ。花期が2週間は早い


Hpp5030347Hpp5040313●ミズバショウ
(上左) 今年も2株を見ることができた。土壌が貧栄養のため、まともな花が少ない ●ラショウモンカズラ(上右) シソ科の多年草だ。名まえの由来は、つぼみの形が京都・羅生門で切り落とされた鬼の腕に似ていることから命名


Hpp5010288_2Hpp5080088●ミミガタテンナンショウの若芽
(上左) 大型の花をつける個体の若芽はは太い ●ミミガタテンナンショウの花(上右) 5月上旬に花を見るのは初めて

Hpp5030630_2Hpp5030618_3キジムシロ
(左)   ●スミレ(右)
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Hpp5030504落ち葉を突き破る(左) 発芽にはいろいろな試練がある。落ち葉を突き破るのも大きな試練だ ●二又分枝(右) カエデの若芽だが、植物進化上の原始的な枝分かれを想像できる

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Hpp5070245_3水辺の若葉(左) 萌木色が映える ●オタマジャクシ(右) 今年はカエルの卵をじっくり観察した

 

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