『心の琴線にふれた光景』2014
第8回 横浜写心倶楽部 写真展
会場:横浜市港南区民センター「ひまわりの郷」ギャラリー(港南区民文化センター内 アクセスはDMのマップ参照)
会期:2014年11月6日(木)~12日(水) 10:00~18:00 初日は14:00~ 最終日は~17:00
琴線とは琴の糸のことだが、もう一つ慣用的な意味がある。「外界の物事に触れて、さまざまな思いを引き起こす心の動き」という意味だ。いうまでもなく、写心倶楽部のタイトルは後者にかかわる。「琴線にふれる」とは心の動きを琴の糸にたとえた言い方で、感動の一つのパターンである。琴の糸のように感じやすく、共振、共鳴して心に残ることを意味する。すなわち、琴線とは作者の中(内界)にあるものをさす。一般的にシャッターをきるということは、外界の被写体が内界である作者の琴線を刺激することと言えよう。撮影者の琴線はさまざまだ。今回も、琴線を3つのカテゴリーに分けて展示する。≪本能を呼び覚ます≫ ≪自然への共感・共鳴≫ ≪過去を追想する≫の3つだ。いずれも、人類の過去の進化と学習から得た琴線といってよいだろう。
私たちはしばしば原始的な風景にあこがれる。水辺に郷愁を感じるのは、私たちの遠い祖先が進化の過程で水辺の生活を体験したことがあるからだ。自然にあこがれるのは、過去に厳しい自然を克服した知恵が、私
たちの身体に“記憶”されているからではないか。過去を大切にする習性は、体験や創造を財産として蓄積してきたおかげだ。代表作を以下に掲載する。なお、私は出展していない。
≪本能を呼び覚ます≫ 『祭 礼』 (高千穂神社) 森内秀樹
≪過去を追想する≫『ゆうなぎ』(横浜港) 稲葉一郎
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