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2014/09/10

高さ27センチのキノコ 八ヶ岳山麓No.166

カラカサタケ…沈黙の森から
Hpp9073993
 異常に背の高いキノコを見つけた。高さ27センチ、幼菌の傘(開く前の球状)の直径6.5センチだった。キノコ図鑑を調べると、カラカサタケだとわかった。高さが30センチにもなる個体があるらしい。私が見たキノコでは最高丈だ。ベニテングダケにもけっこう高いのがあるが、それより数センチは高いだろう。珍しいので、さっそく撮影した。

 キノコの本来の形状は傘が開いた状態かもしれない。しかし、私は開く前の力をためた状態が好きだ。花についても同じだ。「沈黙の森から」には開く前の幼菌も、また良い被写体になる。植物は、形状や生活形が刻々と変わる。“ライフステージ”のどの時期が種の基準なのか。Hpp9073949先人たちは、花は花弁が開いた状態、キノコなら傘が開いた状態を基準に決めた。その時期は花粉や胞子を準備して生殖に備えている時期だ。しかし、私は、その前の予備段階が好きだ。すなわち加速度のある状態だ。開ききった花には加速度がない。私は一般的に加速度のある状態を良い被写体の条件にしている。

 カラカサタケを発見した翌日には、シカが傘の部分を食べてしまったので、開いた傘を観察できなかった。しかし、「沈黙の森から」には、傘が閉じられた幼菌のほうが適していると確信している。

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