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2013/08/13

オオバギボウシの変態 八ヶ岳山麓No.152

植物の不可思議Hpbp7126324

 今夏はシカの食害がない。おかげで、山小屋のオオバギボウシが立派な花をつけた。ギボウシの若芽は山菜として食べられる。人間にとっておいしいものは、シカにとってもおいしい。山小屋のシカ避けの柵がないときは、葉も花も根こそぎ食べられていた。というより、葉が食べられてしまうと花も咲かない。この状態が3年ぐらい続いた。Hpp7146462今夏は、柵が完成して2年目なので、本来の花が咲いたのだ。これで、シカとの勝負は、五分五分だろう。ギボウシの花をあらためて観察した。花序の変態がたいへん変興味深い。 (写真上右 <7月12日撮影>擬宝珠状から1週間ぐらい過ぎた状態。同左 <7月14日撮影>さらに2日経過)

 社寺や橋の欄干にタマネギ形の飾りがある。写真の被写体としてしばしば撮影されているが、名まえがわからず講評時に窮したことがあった。Hpp8021337_2これを擬宝珠(ぎぼうしゅ、ぎぼし)というのだとわかったのは、植物名からだった。百科事典で野草のギボウシを調べると擬宝珠が併記されている。ギボウシの包葉に包まれた若い花序(つぼみ)が擬宝珠に似ているので、ギボウシと命名されたようだ。すなわち、建築の構造物名が植物名に転用されたのである。ギボウシは、ユリ科ギボウシ属の多年草である。花序の形が時とともに大きく変態する。断片的に観察すると、とても同じ花とは思えない。その経過を撮影した。Hpp8081404_2初めはギボウシ(擬宝珠)の名にふさわしい形のつぼみを付けるが、それが膨らみながら分裂し、最盛期には華やかな総状花序になり、晩期はよれよれになって枯れていく。この変態にどんな意味があるのだろうか? Wikipediaによると、ギボウシの花言葉は、『落ち着き』 『沈静』 『静かな人』だそうである。 (写真上右 <8月2日撮影>盛期を少し過ぎた状態。同左 <8月8日撮影>幽霊のようによれよれになっても、まだつぼみが残っている)

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