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2012/09/03

ビールが安い!! ドイツNo.125

缶ビール(500ml) 1本80円Hp2p6063157_2
 私は、「コーヒーとビールとカメラがあれば生きていける」と大言壮語している。コーヒーは仕事の友、ビールは余暇の友、カメラは人生の友である。ドイツでは、コーヒーを朝食時に3杯、ランチに1杯飲む。ランチはケーキとコーヒーで済ますことが多い。朝食をいっぱい食べるのであまり腹がすかないのと、夕食のビールを少しでもうまくするためだ。経費節減も兼ねている。毎日の撮影では、足が棒になるほど歩く。うまいビールを飲むためである。好きな被写体を撮影しながら好きな飲みものを味わえるので、ドイツの生活は快適である。

Hpimg ドイツではビールが安い。ツェレで夕食用に500ml(0.5l)のビール2缶(写真上右)を買った。1.34ユーロだった(写真左 レシート参照)。1.34ユーロは、今の為替レートで133円足らずである。日本の500ml缶発泡酒1本分の価格にも満たない。ただし、冷えていない。その当時は、窓際に置いて冷やした。ちなみに、今年、北ドイツの6月上旬は、日本の真冬と同じぐらい寒かった。店にもよるが、ドイツでは冷えたビールは少し高くなる。冷やすための手間と冷蔵庫の使用料だ。それでも500ml缶1本100円以下である。いわゆる日本のビールよりははるかに安い。なぜこんなに日本と差があるのだろうか。

フェアなレストランHp500mlp6094583_3
 レストランで飲むビールはどうだろうか。500mlのグラス(日本の中ジョッキー)で3.5~4.8ユーロ(現為替レートで350~480円)ぐらい、300mlのグラスで2.5~3.0ユーロ(現為替レートで250~300円)ぐらいだ。レストランでビールを出すには人手がかかるので、当然高くなるが日本より安いといえるだろう。現在は1ユーロ約98円なので特に安い。1ユーロ150円以上のときにもドイツに滞在したが、そのときは日本と変わりないと思った。現在のユーロ安は、私たちにとっては歓迎であるが…。

 ドイツではメニューにグラスの容量が記されている。0.5l、0.33l、0.3lなどだ(写真下左 ハンブルグの港湾クルーズ船内のメニュー、Hpp5292532高めの設定だ)。同時にグラスにも目盛が打ってあり、グラスへ注ぐときの正確さを期している(写真下2点 ビール・グラスの目盛)。これはフェアである。日本では、まずメニューを見ても容量がわからない。中生ジョッキーと表示されていても店によって容量がまちまちなのである。さらに、注ぎ方にむらがある。同時に何人かで同じジョッキーをオーダーすると、Hpp6052815かなりの差があるのがわかる。Hpp6094586_2これらは、どう見てもアン・フェアである。ビール好きの私には、“些細なこと”とかたづけられない。ドイツでは正確に対応しているのである。ツェレの某レストランでは、ジュースのグラスにも目盛が打ってあった。(写真下左 リューベック市庁舎地下のレストランのレシート。同下右 ジュース・グラスの目盛)Hpimg_0007_4Hpp6073510_5

 「コーヒーとビールとカメラがあれば生きていける」と書いたが、これにクラシック音楽も加えておこう。ドイツ音楽も人生の友である。

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コメント

お世話になります。
私、TBSテレビでアメージパング!という番組を制作しております遠嶋と申します。
今回はこちらのサイトに掲載されておりますお写真をお借りしたくご連絡致しました。

お借りしたいお写真はドイツの分量が書いてあるグラスのお写真になります。
http://silent-forest.cocolog-nifty.com/ht/2012/09/no125-e140.html

メールアドレスまでご連絡頂けますと幸いです。
ご検討の程、宜しくお願い致します。


遠嶋

投稿: 遠嶋明日美 | 2020/01/17 20:15

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