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2012/08/04

“犯人”はニホンアナグマだった 八ヶ岳山麓No.142

日本の食生活を考える…コンパクトカメラシリーズ42

 山小屋の庭に設置したコンポストのふたが、毎晩、開けられている。中のゴミが目当てだ。犯人の正体を突き止めようと、インターバル撮影の無人カメラを仕掛けた。使用カメラはオリンパスSP-350、5分ごとにシャッターが切れるように設定した。今までに2回失敗し、3回目に成功した。前2回は、コンポストのふたを開ける前に、フラッシュの光に驚いて逃げてしまったらしい。3回目はふたを開けたとたんにフラッシュが光りそのまま逃げたらしい。Hpbp8012890とりあえず1カットに、“犯人”がコンポストに顔を突っ込んでいるシーンを撮影できた。その前後のカットには何も写っていなかった。犯人はニホンアナグマと断定した。 【撮影データ】 オリンパスSP-350 8ミリレンズ(35ミリ判換算35ミリ) 絞りF4.5 1/30秒 ISO400  WB晴天 フラッシュ・オート発光 -1/3EV補正  8月1日 22:12

 アナグマは、丸々と肥っている。この写真から学べることは、私たちが食べ残したものにもかなりのエネルギー(カロリー)が残されているということだ。コンポストに捨てるゴミは、将来、肥料にするので生ゴミだけである。多少の食べ残しも含まれるが、ほとんど調理の屑物だ。これらも、アナグマにとっては貴重なエネルギー源になる。地球上のエネルギーが不足している現在、私たちの食生活にも改善の余地があるかもしれない。そして、アナグマは野生ではないということだろう。

 昨日のNHKラジオ第1放送「夏休み子ども科学電話相談室」で、「なぜキュウリは曲がるのですか」という質問に対して、「キュウリは本来曲がるのがあたりまえ」「曲がっても味はまったく変わらない」(以上要旨)という先生方の答えが興味深かった。市場で曲がったキュウリが嫌われるというのは、流通コストの問題だけではあるまい。商品の体裁にこだわる民心もかかわる。流通も民心も改善の余地があると思う。太陽光による地球上の生産物は、少しでも効率よく消費しなければならないからだ。もっとも、コンポストのゴミは家庭菜園で再利用されてはいるが…。 参照: 『夜のシカを撮影 八ヶ岳山麓No.102』

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コメント

いつもコメントありがとうございます。
アナグマは人間に寄生しているように思いますが、一方で、害虫やネズミなどを食べてくれているので、人間のとの共生かもしれません。最近、山小屋ではクモも歓迎です。不快なガやアリを退治してくれるからです。自然と密着した生活では、思わぬ共生関係がなりたっているようです。都会でも複雑な“共生関係”がたくさんあり、いちがいに否定できないようです。八ヶ岳山麓の狐より

投稿: H.T. | 2012/08/21 10:37

こんにちは! ついに現行犯の証拠写真ができましたね!
逮捕状を取りますか? 冗談です!
実は、先日犬の散歩中に暗闇の中に犬とは絶対違う動物と出くわしライトで照らすと目が光り、どう見ても狸だろうと思っています。近所の人達も見ているらしい。穴熊?
近所のゴミ置き場が荒らされ、犯人はカラスと決めつけていましたがこれも狸の仕業かもしれません!
しかし、山の狸君は生きるために一生懸命でしょう!
少しのお恵みを!  次は、鹿の現場写真ですか? 
              ヨコハマの狸より

投稿: i.s | 2012/08/09 15:11

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