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2012/03/02

横溝屋敷のひな祭り 横浜No.59

横浜の民俗博物館Hpp3028613_2

 ひな祭りの時期に合わせて、鶴見区獅子ヶ谷町の「みその公園・横溝屋敷」を訪れた。横溝屋敷には、雛人形がたくさん飾ってあると聞いたので、伝統的で本物の雛人形を見学できると思ったのである。横溝屋敷は横浜市指定文化財第1号である。詳細はホームページに譲ろう。 (写真右 私がもっとも注目した内裏雛。写真下 横溝屋敷の主屋と蚕小屋)Hpp3028567

                  

                  

 私たちが門をくぐると、おりから見学に来ていた小学生のにぎやかな声が耳に入ってきた。雨天で暗い天候であったが、その歓声が花まつりの華やかさを感じさせてくれた。人形を展示した部屋へ入るころには小学生も帰り、一帯は静まり返った。部屋の中には、人形たちの穏やかで気品にあふれた表情がみなぎり、江戸時代から明治、大正、昭和への時が流れを感じながら撮影した。(写真下左 昭和期の段飾り雛人形。同右 江戸期の雛人形)Hpp3028721Hpp3028628

            

         

         

         

         

 2階の展示室も興味深かった。横溝家に伝わる日用品や道具、家具などが展示されている。杯(さかずき)を展示したショーケースの中をのぞくと、近世日本の歴史が垣間見られた。杯には「皇紀二千六百年」「除隊記念」「歩兵第一……」「海軍」などの文字が書かれている。日本国旗や海軍旗も絵付されている。記念日に合わせて焼いた陶器で祝杯をあげたのであろうか。時代を生き抜いてきた先達たちの心情を追ってみた。 (写真下3点 2階の展示ケースと杯)Hpp3028637Hpp3028638

Hpp3028648 昨夏、ドイツのヴァッサーブルグで市(民俗)博物館を見学したときを思い出した。同館には、中世以来のドイツの生活用品、職人の仕事場、道具、武具、郵便・交通などが解説・展示されていた。人々の日常がどのようなものかわかり、ドイツを知るための多大の情報が得られた。このたび、横溝屋敷を見学して、Hpp3028606横浜にも身近なところに、気軽に見学できる民俗博物館(入場無料)があること知り、うれしく思った。3月3日には、横溝屋敷でひな祭りの行事が開催されるという。 (写真右 つるし雛。写真下 ドイツ・ヴァッサーブルグ市博物館の展示コーナー)Hpp6075749

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