山下公園でカウントダウン 横浜No.59
2012年のカウントダウンを横浜の山下公園で迎えた。おりから山下公園では、年越しイベントとして「HOPE」が開催されていた。12月31日は、約2000個のキャンドルで地上に「HOPE」の文字を描き(写真上)、約3000個の電池式LEDを果実袋で包んだ「ひかりの実」を公園の樹木につるした(写真下左)。 HOPE実行委員会のホームページによると、「ひかりの実」とはアーティストの高橋匡太氏が描いた基本的なパターンに、スマイルやメッセージを書き加えるように準備されていて、横浜市内の小学生が協力してそれに描き加えて「ひかりの実」を作った(写真下2点)。それを「被災地に笑顔を送る」という趣旨で、一部は陸前高田市竹駒町にある滝の里工業団地・仮設住宅集会所にも展示されている。
ちなみに、山下公園は、関東大震災(1923年)で出たがれきで海を埋め立てて造った公園だ。1930年、日本最初の臨海公園としてデビュー、同年、横浜復興大博覧会の会場にもなった。1961年には桟橋に氷川丸が係留され、1979年には、公園内に「赤い靴はいた女の子像」が建てられた。現在は横浜観光の名所の一つになっている。ここで「HOPE」のイベントを開催することには、大いに意義があるのだ。
元旦の0時になると、港の船がいっせいに汽笛を鳴らした。同時に周囲から人々の歓声と拍手がわきあがった。MM21のほうでは花火が数発上がり、人目を奪ったが、すぐ静かになった。2012年ぐらい新年をかみしめ、期待する年は少ないのではないか。平穏と復活を祈るばかりである。(写真右 年越しイベントのポスター、写真下 山下公園で新年を迎えた人々)
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