« ミュンヘンの狩猟・漁労博物館 ドイツNo.97 | トップページ | 日本語でチケットが買える ドイツNo.99 »

2011/06/27

ヴァッサーブルグの第一印象 ドイツNo.98

小さな町の風格あるホテル…Wasserburg am InnHpp6055274

 ヴァッサーブルグの駅は、こじんまりとした通過駅だった。ホテルのある旧市街まで3.5キロも離れているという。タクシーに乗ろうとしたが来る気配はまったくない。駅員に聞くと、5分後にバスが出るという。車中で重い荷物を支えながら10分ぐらい乗って旧市街に着いた。バス停から歩いてマリエンプラッツへ入っていくと、Hpp6075525多くの人々がカフェに集い、午後のひとときを過ごしている。ドイツ(西欧)特有の雰囲気だ(写真左)。日曜日だったので、観光客も含めてカフェはにぎわっていた。私たちは人々の視線を感じながらホテルを探した。インターネットのページで覚えていた建物が目に入った。実物を前にして、こんな立派な建物に泊まれるのかと思い、胸が高鳴った。

 ヴァッサーブルグで滞在したホテル・パウラナースチューべン(Hotel Paulanerstuben 写真上右は、ホテルとレストランを経営するガストホフで、マリエンプラッツ(広場)をはさんで市庁舎の反対側に建っている。Hpp6055292その位置からも建築はただものではない。建物正面の壁面は、南ドイツでもっとも美しいロココ調ファサードの一つだという。ケルンハウス(Kernhous 1730~1740年)と呼ばれ、ヨハン・バプティスト・ツィンマーマンの代表作だ。建築の正面は広場に面し、背後はイン川に面する。ホテルは旧市街の中枢部にあった。(写真上右はケルンハウスのファサードの一部)

 インターネットでホテルを予約するにあたっては、いろいろと情報を集めた。ホテルの外観、朝食用レストランの雰囲気、もちろん客室の雰囲気と価格、ロケーションなどだ。ロケーションの説明にはパノラマ・ビルダーというサイトがあり、ホテルを含む360度の動画視界が展開する。Hpimg_0001_2Hpimg_3 私たちにとって、ホテル・パウラナーの建物は期待どおりのものであったうえに、価格がリーズナブルなので決めたのである。ホテルからの返信メールには、「イン川に面する部屋か、中庭に面する部屋か」と希望を聞いてきたので、「イン川に面する」を選んで返信した。ドイツへ出かけるにあたり、いつも苦労する食事のことを考慮してホテル・パウラナー・レストランのメニューを出力した。最近は、グーグルのツールバーに「翻訳」というのがある。これを使ってメニューを日本語に翻訳して現地へ持参した。もちろんドイツ語のメニューと対比させた(写真上 左がドイツ語、右が日本語 ポップアップ可Hpp6059879私たちは日本語のメニューで選び、それに対応したドイツ語のメニューをウエイターに見せた。すると、すぐオーダーが成り立つ。翻訳はひと目稚拙だが、自身の翻訳を思えば立派であり十分有効だった。これを使って「“農民プレート”ザワークラウト、パン餃子、燻製肉、ロースト、ソーセージ」という料理を選んだ(上記に掲載されたページには載っていない)。ドイツ語のオリジナル・メニューでは「“Bauer Platte” Sauerkraut, Semmelknodel Gerauchertes, Braten, Wurst」とある。「農民プレート」とという言葉にひかれた。ドイツの農民が食べる料理なら経験したいと思ったからだ。ボリュームは多かったが堪能した(写真上左)

Hpp6065415 ヴァッサーブルグ・アム・イン(Wasserburg am Inn イン川のそばの水城)は、ミュンヘンの東約60キロのところに位置する。旧市街は、蛇行したイン川Hpで三方を囲まれた人口13,000人ほどの小さな町である。川が自然の要塞になったと思われる。町の端から端まで歩いて10分から15分ぐらいしかかからない。 私に言わせれば、人が生活するには理想的な町の規模だ。町の“看板”は、パステル画調に塗られたの家々のカラー壁面と、アーケードのある商店街やカフェである。市民は「小さな町だ」と自慢半分、照れくささ半分で話す。ヴァッサーブルグには、人間が快適に生活し、幸せになる条件がいくつかあると思う。それは、追ってレポートしよう。

『豊田芳州のTheme』に掲載された写真と文章は、著作権法で保護されています。無断使用は、ご遠慮ください。All pictures and writings on this blog are copyrighted.

|

« ミュンヘンの狩猟・漁労博物館 ドイツNo.97 | トップページ | 日本語でチケットが買える ドイツNo.99 »

コメント

コメントありがとうございます。ヴァッサーブルグは気に入った町なので、これからもたくさん書きたいと思っています。気にしていただけたら幸いです。 H.T.

投稿: H.T. | 2011/07/11 10:15

こんにちわ、はじめまして。じつは2日前まで10日間、wasserburgの友達の家に滞在していたので、この記事を読んでうれしくなり書かせていただきました。

これからいろいろ読ませていただきます!!

投稿: 長谷川 | 2011/07/05 22:49

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ミュンヘンの狩猟・漁労博物館 ドイツNo.97 | トップページ | 日本語でチケットが買える ドイツNo.99 »