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2011/05/08

自然林を探検する 八ヶ岳山麓No.120

過去が報われ、未来が期待できる社会Hpp5043328

 探検のおもしろさを8歳の孫に体験させようと思い、いっしょに近くの自然林へ出かけた。以前に何回か入ったことはあるが、しばらくご無沙汰していた森だ。森の中は、季節によってまったく様相が違う。この時期は、林床の緑といえば越冬したシダぐらいである。見通しが利いて歩きやすい。夏になると、林床に草が繁茂し灌木には葉が茂り足元が見えなくなる。緑の葉と灌木をかき分けて歩かなければならない。Hpp5043287さらに、林冠の葉が茂り、わずかな木もれ日で照らされた森の中はうす暗く不気味だ。明るいこの時期の森は安心して中に入れるので、探検の入門にはうってつけだ。

 この森は原生林ではないと思われる。一度伐採しているようだ。Hpp5043353しかし、植林をしていないし、最近はまったく人手が入ってないので自然林といっていいだろう。以前来たときより荒れていないように感じた。倒木と朽ちた古木が減ったように見える。風化と腐敗が進み、Hpp5073545消失したのかもしれない。湿地帯なので、いたるところ湧水があり、細流がある。泥炭に足を取られないよう注意した。孫には、仙人が持つような長さ1.3メートルの杖を作ってやった(写真右)

 目についたのは、古木にギッシリと密生していた多孔菌科(サルノコシカケ科)の老菌(写真上左 「遺産」と、巨大なバイケイソウの若芽だ(写真最上右 「期待」 )。キノコは過去の繁栄の遺産であり、若芽は前途洋洋たる有望株だ。Hpp5043299古木とキノコは私自身になぞらえてみた。しかし、私にはこれほどの業績はない。バイケイソウの若芽は孫に当てはめてみた。これは、「中(あた)らずと雖(いえど)も遠からず」であろうか。森の中で観察した対照的な光景だ。古木のように過去が報われ、若芽のように未来が期待できる自然林、人間社会もこうあってほしものだ。なお、撮影にはオリンパスXZ-1を使った。(写真上左 「交代」

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