コンビネーション Combination

第７回 シャトロー会写真展

　今年のシャトロー会写真展は、2月10日（木）～16日（水）､フォトギャラリーキタムラで開催される。今回は『コンビネーション』というテーマを設定した。以下のあいさつ文で趣旨を紹介する。また展示要項はＤＭ（ポップアップ可）をご参照ください。ご高覧いただけたら幸いだ。

第７回 シャトロー会写真展 「コンビネーション」 Combination

　私たちを取り巻く自然界や人間社会にはいろいろな「組み合わせ」があり、それらはさまざまな「関係」を作っています。この「組み合わせと関係」が １＋１＝２ にはならないところが微妙なおもしろさです。一方、撮影テクニックのフレーミングとシャッターチャンスは、「組み合わせと関係」を発見するテクニックであるとも言えます。私たちは、「コンビネーション」と称してカメラでいろいろな組み合わせの妙を撮影しました。その関係を、以下の３つのカテゴリーに分けて展示します。

〔以心伝心〕（言葉を使わなくても互いにわかる関係）

〔不即不離〕（付かず離れずの関係）

〔一知半解〕（生かじりではよくわからない関係）

　ご高覧いただけたら幸いです。2011年2月10日　　シャトロー会コーチ　豊田芳州

各カテゴリーの代表作を掲載する

〔以心伝心〕 『願いは同じ』 矢部 徹（下左）　『流れに任せる』 菊谷信夫（下右）

〔不即不離〕 『いーい？』 金子壮一（下左）　『蜜月』 瀧内哲夫（下右）

〔一知半解〕 『寒 襲』 亀山初江（下左）　『幽 閉』 矢吹忠正（下右）

　私は、ドイツで撮影したカーニバルのスナップを2点出品した。町中のほとんどの人々が仮面をかぶっているので、人間関係や会話の内容は推測の域を出ない。私なりに解釈してカテゴリーに分けた。

〔以心伝心〕 『刎 頸』（下左）　〔一知半解〕 『顔なじみ』（下右）

●2月6日、シャトロー会会員の米山明六氏がご逝去されました。米山氏は、多重露出撮影の先駆者であり、大家でした。私たちに多くの刺激を与えてくださいました。謹んでご冥福をお祈り申しあげます。

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