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2010/07/17

二重露出によるコンビネーション

東京ミッドタウンで実験Hpp7162695_2

 16日は、シャトロー会の撮影会で東京ミッドタウンへ出かけた。シャトロー会は、次の写真展のテーマを「Combination コンビネーション」と決めている。被写体の中に気づきにくい組み合わせや関係をカメラで見つけたり、撮影テクニックで画面の中に二つのものを組み合わようというのである。私は後者で実験を試みた。ミッドタウンの高層ビル群と路面にできた樹木の影を二重露出で組み合わせた(写真右)

 二重露出には二つのアプローチがある。一つはまったく異質の被写体を組み合わせて重ねる方法だ。もう一つは同類項を組み合わせるやり方だ。ミッドタウンでは異質の組み合わせを選んだ。しかし、異質とはいえ何か一つ共通項が必要なのである。Hpp7162698Hpp7162697_2作品には入口がないと中には入っていけない。その入口が共通項であると考えている。習作にはパースペクティブというテクニックを選んだ。ローアングルで高層ビルを撮影すると、画面下部は近く、上部は遠くに写る(写真上左)。一方、路面にできた影をハイアングルで撮影すると、同様に画面下部は近く、上部は遠くに写る(写真上右)。すなわち、高層ビルの写真と影の写真とはパースペクティブという点で共通になる。この共通項が画面に統一感を与えると考えられる。

 ミッドタウンには富士フイルムフォトサロンがある。併設された写真歴史博物館の壁面に、現在、アンセル・アダムスの作品集「Portfolio Ⅳ」(1963年制作)が展示されている。アンセル・アダムスのオリジナルプリントはめったに見られるものではない。この機会に多くの写真関係者に鑑賞を勧めたい。9月30日(木)まで。

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