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2010/04/30

アイリッシュ・マインドを楽しむ 横浜No.49

横浜・山手のフードフェアーHpp4292479_2

 私は、横浜を第二の故郷としてなじんでいる。特に興味があるのは文明開化期(明治維新前後)の横浜だ。江戸時代末期、多様な外国人たちが異郷の地・横浜にやってきて仕事や生活を築き始めた。そこには人々のアイディアとパワーがみなぎっていた。横浜の居留地(現在の山手町と山下町)はその現場だった。どんなものにも草創期を探りたいのは私の本能だ。起源、根源、原点、源流、手掛かりなどに関心がある。横浜の文明開化は現代日本の源流の一つであることにまちがいはない。横浜には日本の「物のはじめ」がたくさんあることからもうなずける。写真上は、フードフェアーの吹奏楽。文明開化期のどんたくにも吹奏楽とパレードがつきものだったという

Hpp4292488_2 文明開化期の横浜や長崎には「どんたく」という行事があった。オランダ語のZondagから転じた言葉で、日曜日、休日という意味だ。休日、多国籍の外国人たちが集まりパーティーとお国自慢で望郷の念と寂しさを紛らわせたのである。異郷の地で生活する外国人にとって、「どんたく」は大きな楽しみであった。これは、日本人が休日を楽しむ習慣の始まりであった。「どんたく」については、以前にも触れている(参照:『テーマを持つ喜び 横浜No.5』)ので詳細は省く。私は、毎年4月29日に山手で開催されるフードフェアーは「どんたく」の名残だと思っている。29日も“文明開化の横浜”を体験したいという願望を抑えきれずサンモール・インターナショナル・スクールへ顔を出した。写真上右は子どもたちのゲーム大会

Hpp4291057 会場に入ると、ステージで子どもたちによるアイリッシュ・ダンスが演じられていた(写真左)。アイリッシュ(Irish)とは「アイルランドの」という意味だ。アイルランドは、ドイツだけでなくヨーロッパ全体に影響を残したケルト人の国である。つねづね、ケルト音楽には興味を持っていた。Hpp4291066Hpp4291062独特の哀愁と“辺鄙(へんぴ)性”は、私のテーマである『沈黙の森から』に似合う。ダンスの音楽はケルト風だった。さらに、舞台後部にアイリッシュ・コーヒーのスタンドが出ていた(写真上右)。Irish coffee 500円に引かれてオーダーしようとしたが、コーヒーにはアイリッシュ・ウイスキー(写真上左)を入れるのである。願ってもないことなのだが、後に運転を控えていたので、without alcoholでオーダーした。すると、スタンドの男性から「それじゃ普通のコーヒーだ」と言われ、500円を100円にしてくれた。残念だったが、アイリッシュのマインドだけを楽しんで帰ってきた。参照:『ケルトへのロマン 信州No.22』

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