大倉山梅林 横浜No.44
大倉山の梅園は、今が見ごろ撮りごろだ。花期を過ぎた花もあるが、つぼみも多い。このころを“写真満開”といってよいだろう。梅は、春の兆しや先がけのシンボルだ。しかし、全開や満開は平凡だ。満開はきれいかもしれないが、勢いがない。「きれい」は表現のモチーフではない。私はつぼみに興味がある。勢いや移ろい、時の流れが感じられるからだ。良い被写体の条件を備えている。固く閉じたつぼみや開きかけた形は、私たちの気持ちを動かす。子どもがかわいいのと同じだ。
2月17日はプローバー’01のメンバーと大倉山公園で梅を撮影した。基本的につぼみだけを狙った。春をためた形、春が膨らんでいく形を撮影してみた。
20日(土)、21日(日)は、大倉山公園で観梅会(梅まつり)が予定されている。また、22日(月) 17:00まで大倉山記念館でエルムフォトクラブの写真展が開催されている。全紙と半切の秀作が70点以上展示されていた。
公園から商店街へ下る道の一つが「オリーブ坂」と命名されていた(写真下)。大倉山の商店街はエルム通りと言いギリシャの街並みを模して造られている。ギリシャの産物であるオリーブにちなんで命名されたのであろうか。参照: 『梅の撮影テクニック 横浜No.30』
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