« 敬虔と祝賀のクリスマス ドイツNo.89 | トップページ | 沈黙の冬 八ヶ岳山麓No.89 »

2009/12/22

心なごむアドヴェント ドイツNo.90

ランズベルグのクリスマス…フォト・アルバムHppc146092

 前ページに引き続き、写真でアドヴェントの思い出をつづろう。ミュンヘンの南西、電車で45分ぐらいのところにランズベルグ・アム・レヒ(Randsberg am Lech)という小さな町がある。ロマンティック街道の一小都市でもある。レヒ川のほとりに、ひっそりとたたずむ雰囲気と規模は、住むには理想的な町のように感じる。クリスマス・マルクトも小規模ゆえに心あたたまる情緒がある。夕方4時になると、住民が三々五々教会わきのGeolg-Hellmair広場に集まってくる。老若男女、子どもたちが心を一つにして静かに過ごすアドヴェントはすばらしい。かつて、アドルフ・ヒトラーは、ここにあった刑務所で「我が闘争」を執筆したそうだ。しかし、そのような緊迫感はまったくない。ドイツ特有のゆったりした時間が流れている町である。写真は上は、イルミネーション越しに見る市教区マリア昇天教会の塔)

市内のクリスマスの飾りは質素だが、まごころのこもったものだHppc114909Hpvorderer_angerpc135497

Hppc122884花屋に飾ってあるリースと店頭のヤドリギHppc122887

Hppc135606ショーウインドのクリスマスツリー

                                     

                             

                          夕方4時になるとマルクトが開き、人々が市教区マリア昇天教会の広場にやってくる。スタンドテーブルが少しずつ埋まっていくHppc125110

サンタクロースがお年寄りや子どもたちにプレゼントを配るHppc135621

Hppc142957人々の会話はささやくようだ。穏やかなBGMだけが耳に入ってくる

クリスマスの飾りを売る小さな露店Hppc142977

その日のマルクトが終わると、町は静寂に包まれる。壁にぶら下がったサンタクロースが寂しそうHppc125193

『豊田芳州のTheme』に掲載された写真と文章は、著作権法で保護されています。無断使用は、ご遠慮ください。All pictures and writings on this blog are copyrighted.

| |

« 敬虔と祝賀のクリスマス ドイツNo.89 | トップページ | 沈黙の冬 八ヶ岳山麓No.89 »

コメント

ハードウエアーとして町の美しさを挙げるとすれば、ソフトウエアーはマルクトではないかと思います。クリスマスにかぎらず、毎週のマルクトはドイツの顔ではないでしょうか。

投稿: H.T. | 2009/12/27 17:52

ドイツのクリスマスを思い出しました。寒かったけど、温かな、彼らの信仰心が私たちの心まで、ホーリーにした。

投稿: keicoco | 2009/12/22 10:00

この記事へのコメントは終了しました。

« 敬虔と祝賀のクリスマス ドイツNo.89 | トップページ | 沈黙の冬 八ヶ岳山麓No.89 »