フランスの新幹線TGV ドイツNo.87
ドイツとフランスの新幹線を紹介しよう。まずフランスからだ。とはいっても、フランスの新幹線TGVは、ドイツも走っている。軌道幅(標準軌)はもちろん、運行システムが共通なので、ドイツの線路を走ることができる。フランスのTGVとドイツの新幹線ICE、それに日本の新幹線は、世界の高速鉄道のベスト3だ。世界各地で技術プラント売り込みのライバルでもある。軌道はすべて同じだが、スピードが違う。TGVは最高時速500キロ以上、ICEとJR新幹線は400キロ以上だ。営業運転ではないが、TGVは群を抜いている。車内の第一印象は、日本の新幹線は“ビジネス特急”なのに対して、ヨーロッパでは“レジャー特急”という感じだ。これは自身の立場からの偏見かもしれない。
私たちが乗ったのは、シュツットガルト発、フランスのパリ東駅行きだった。フランスのコルマールへ行くためにストラスブールまで乗った。2等の車内を中心にそのときのようすをレポートする。
●シュツットガルト中央駅に停車中のTGV。フランスのパリ行きだ(写真上右2点)
●TGVのロゴマーク(写真上左)
●2等車の室内。私たちのシートナンバーは25、26だった。運行区間によって表示が変わる
●各種ピクトグラフ。左は「2等」「携帯電話可」「禁煙」の表示。右は「方向指示(この先)」、「パソコン接続コーナー」「トイレ」「赤ちゃんのおむつ交換コーナー」。TGVもICEも車内でパソコンが使える(写真下)
●帰路に乗ったのは対面シートだった。窓側にデスクがたたまれていて、手前に倒して使う。デスクの裏面には4か国語で「Game pieces on sale at bar counter](英語)と書かれている(写真下)
●緊急時脱出用のハンマーが装備され、4か国語で「Window breaking hammer」(英語)と表示されている。ICEも同じだ。日本の新幹線にはない装備だ。国民性と国情の違いを感じる
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