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2009/08/03

森の中で最先端カメラを使う 八ケ岳山麓No.81

Hpp7310015オリンパス ペンE-P1試用記

 八ケ岳山麓でも、どんよりとした曇天と雨が続いている。ときどき気が変わったように日が射すが、長続きしない。8月1日は、家内が収穫したジャガイモを天日にさらして表面の土を乾かした。梅干の天日干しも少しできた。渓流釣りは全天候の遊びだが、気も足も渓流には向かない。本格的な夏が待ち遠しい。部屋でモーツァルトを聴いていると、外でウグイスが調子を合わせているように鳴く。天才の音楽は野鳥にも通じるところがあるのかもしれない。部屋にいると、ついパソコンに向かってしまう。これは足の衰えに結びつくだけでなく、思考の偏りになる。私は屋外で、外界と五感でつき合わないと気がすまない。カメラと釣竿は、外界とつき合うときの道具だ。できれば五感でつき合いたい。(写真上 オリンパス ペンE-P1で撮影したホタルブクロ)

Hpp8027527_3Hpp8027530_5 最新型のカメラ、オリンパスPEN E-P1MズイコーデジタルED1442ミリF3.55.6付き)を入手した。オリンパスEシリーズの一眼レフとコンパクトカメラSP-350(私の愛用機)の中間のカメラといっていいだろう。近未来のカメラだと思っている。多機能なので簡単には説明できないが、私にとって大きな特徴だけを挙げてみる。①ミラーと光学ファインダーをなくし、液晶パネルによるライブビュー撮影 ②一眼レフと同等の高画質でありながら超小型(レンズ交換式デジタルカメラでは世界最小) ③多重露出機能 ④動画・音声機能 ⑤フラッシュを外したこと ⑥沈胴式の標準ズームレンズ(写真上 左が沈胴収納状態、右が使用状態) ⑦記録メディアがSDカードになったこと(オリンパスは従来、CFxDピクチャーカード) ⑧優れた撮像素子クリーニング機構、ぐらいだろうか。Hpp8027533 使い心地は、今まで使ってきた一眼レフのEシリーズとSP-350を合わせたフィーリングだが、戸惑うぐらい多機能だ。

 つねづね主張しているのだが、液晶パネルによるライブビュー撮影は、被写体に優しい。銃を構えるような光学ファインダーの撮影に比べ、被写体はカメラを警戒しない。これは人物撮影に限らず、草花や昆虫に対しても同じだと確信する。多重露出は、これから重要になると想像できるスペックなのでうれしい。いままでも撮像素子のゴミはまったく気にならなかったので安心して使える。オリンパスは、ミラーがなくなったので、「デジタル一眼カメラ」(「レフ」を省略)といっているが「一眼」も必要ないと思う。(写真右上 ボディ背面、液晶パネルはスーパーコンパネ表示)

Hpp7310034 山小屋周辺の散歩道で初めて使ってみた。もっとも重要なのはピント合わせだ。撮像素子がマイクロフォーサーズ(17.3×13.0ミリ)とはいえ、コンパクトカメラほど被写界深度は深くない。カメラのAF任せ(オールターゲットAFモード)でバチバチシャッターをきってよいのか心配だった。ウルシの実にピントを合わせたいとき、左手前の葉に合ってしまった(写真上左)。これは当然の結果だ。葉より実のほうが重要だということは、カメラはわからない。それは私の個性であり、主張であり、イメージだからだ。Hpp7310074すなわち、私の脳の中をカメラは知ることができないのである。コンパクトカメラなら深度内におさまるので気にしないのだが、E-P1では気になる。そこで、シングルターゲットAFモードに切り替え、葉の奥にある実にターゲットを合わせて撮影した。シングルターゲットAFモードは、SP-350で百戦錬磨なので簡単である。とりあえずAFの感触は満足できる。

 次にアサギマダラを撮影した。装着レンズは、1442ミリ(35ミリ判換算 2884ミリ)なので、遠くの昆虫をアップには撮影できない。ズームレンズを42ミリに設定し、シングルターゲットAFモードでアサギマダラにターゲットを合わせて撮影した。その約1/5部分(長辺比)を拡大して掲載する(写真右上)。目の前にあるコオニユリも、画角を望遠側にセットしてアップで撮影した(写真右)Hpp7310096ターゲットを花芯に合わせレリーズするだけでこのような画面ができる。渓流にも初めてE-P1を持ち込んだ。ISO1600でもカメラを信頼して撮れるので、暗い森の中ではSP-350より有利だった。カメラ操作はまだ不慣れだが、新鮮な気持ちで撮影できた。

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