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2009/07/11

岩陰から引き出す 八ケ岳山麓No.79

Hp090710p7107039_3最盛期のイワナ釣り

 森の中はすっかり暗くなった。渓流へ入るのは恐いくらいだ。テレビニュースで、今年はクマがよく出ると報じられているので警戒している。釣りでは、どうしても視野が狭くなる。ポイント(餌を流す場所)の観察と投餌、目印の凝視、仕掛けの調整など、目は望遠かマクロレンズの視野だ。周囲には目が向かない。クマが近づいて来てもほとんど気がつかないだろう。釣りと撮影には共通点がたくさんあるが、視野の広さは大いに違う。クマを警戒してときどき視界を広角にしなければならない。

Hpp7107053 コンディションは絶好だった。昨日来の雨で水量は十分、暗い森の雰囲気もイワナ釣りに適する。12センチ弱を2匹釣った後、水深50センチぐらいの深瀬に出た(写真右)。勢いよく流れる瀬に数回餌を流したが当りがない。そこで、左岸(下流からは右側の岸)の岩陰にある溜りに餌を落とした。岩の隙間で、いかにも魚がいそうな場所だ。しかし、水面に波が立っていない所では、魚は警戒して食わないのが普通だ。そこで、ゆっくり餌を深瀬に導いてきた。深瀬の水勢で目印が下流へ流れそうになったときに当りがあった。イワナは、岩陰から餌を追ってきたのである。そして、安全な瀬で油断して食いついた。読みがあたり、20センチが釣れた。このような釣れ方はしばしばある。ミミズを餌にしたのが良かったようだ。水中でのミミズの動きは魚を挑発するのだろう。

Hpp7107068 魚の撮影は苦労した。夕方6時近かったので、森の中はかなり暗い。ISO400で絞りF3.2、-1.3EV補正で、やっと1/15秒がきれた。手持ち限界を超えているので、10カット以上シャッターをきった。目印もよく見えなくなってきたので納竿した。昔は、夏なら7時ぐらいまで目が利いたのだが、最近は網膜の感度が低下したようだ。森から出ると、まだ夕日が長い影を作っていた。

参照: 「初夏の大物釣行記 八ケ岳山麓No.77

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