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2009/04/25

もののはじめ二題 横浜No.32

                       「開国博」前の横浜散策Hpp4220230

 4月28日(火)から横浜開港150周年記念テーマイベントとして「開国博Y+150」(ワイ ひゃくごじゅう)が開催される。幕末、江戸幕府はアメリカと日米修好通商条約を締結し、横浜を開港場として選んだ。1859年6月2日、横浜港が開かれた。そのとき以来150年、横浜は海外との窓口として多大な役割を果たしてきた。それを記念して、未来への「出航」をテーマに大博覧会が開催される。

Hpp4220305_5Hpp4220308_6 4月22日は、久しぶりに横浜へ撮影に出かけた。横浜公園のチューリップを撮影してから大桟橋へ行った。ちょうどオセアニック(Oceanic)号が入港していた(写真上)。豪華客船を見るのも久しぶりだ。大桟橋ならでは大らかな気持ちを味わったあと、MM21地区(みなとみらい21)へ回った。途中で「象の鼻パーク」の建設現場をながめた。写真上右は、陸側から見た象の鼻パーク建設現場。写真上左は海側から見た象の鼻の浮世絵)

Hpp4220316 1858年、幕府は横浜村の海岸に2本の突堤を建設し、最初の横浜波止場を完成させた。開港後、「イギリス波止場」(通称 西波止場)と呼ばれるようになり、現在の大桟橋の元になった。1866年、これを延長するために象の鼻のような形に埋め立てた。これがいわゆる「象の鼻」で、港湾施設も整備され、国際港として体裁を整えることになった。「象の鼻」は、横浜港の記念すべき構築物なので、これを公園として整備しようというのが工事の趣旨だ。公園は開港記念日の6月2日にオープンする。

Hpp4220326_2 MM21では、イベントに備えていろいろな施設が建設中だった。「公式記念品ショップ」「開国・開港の街」(写真左)「トゥモローパーク」「はじまりの森」などだ。おそらく、これからは突貫工事になるのではないか。私たちは、足休めに「NEXT YOKOHAMA BAY」(ワールドポーター内)というカフェに入った。メニューに「開国博Y+150」記念のアイスクリームがあるというので、それをオーダーした(写真右)Hpp4220339横浜には、「日本で初めての事や物」がたくさんあるが、国産初のアイスクリームも横浜が発祥の地だ。1869年(明治2年)、町田房造は、馬車道で氷水店を開業し、アイスクリームを初めて売り出した。当時は「あいすくりん」という名称だったという。馬車道にその記念碑がある。22日は、港とアイスクリーム、二つの「横浜もののはじめ」を振り返ることができた。

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