中華街のパワーをもらう 横浜No.29
’09カウントダウン
今年は、中華街の関帝廟でカウントダウンした。3年前、媽祖廟(まそうびょう)が建立され、ここ二年は媽祖廟でカウントしてきたが、今年は関帝廟に戻った。横濱中華學院の中庭に特設の舞台がしつらえられ、カウントダウンのほかに音楽演奏や獅子舞が演じられた。(写真右は、関帝廟で22時30分から始まった奉納獅子舞)
中華街が形成されたのをいつにするかは議論のあるところだろう。1859年の開港と同時に、欧米人といっしょにやってきた中国人は大勢いたようだ。しかし、まだ街は形造られていなかった。1873年(明治6年)、日清修好条規が批准されたことにより定住する中国人が増加した。同年、関帝廟が建立されたので、このときを中華街の始まりとしてよいだろう(参照:「横浜中華街」 佐藤和孝/足立倫行/他 著 新潮社刊)。(写真上左はカウントダウン風景。写真右上は中国楽器による演奏。写真下左は2009年初の獅子舞)
中華街が幾多の苦境を克服して、現在の繁栄を築き上げたのは、彼らの英知と団結によると思う。そのパワーは見習うべきものがある。街路に飾ってある赤い提灯(写真下)には「大吉大利」「萬事勝意」と書かれていた。
今世界が置かれている状況に打ち勝つための励みになる言葉だ。関帝廟は、三国志で有名な関羽をまつる廟で、武神であると同時に財神でもある。お参りするとご利益があるであろう。また、中華街の人々のパワーにもあやかりたい。
皆さまの新年に勝機がありますよう、お祈りいたします。
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