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2008/10/05

大道芸の旅情と郷土愛 横浜No.24

横浜とドイツが心のふるさとHppa051141

 ドイツへ行くとほとんど毎日、大道芸に出会う。繁華街やマルクトなど人が集まるところに、大道芸はつきものだからだ。ピンからキリまであるが、プロの名にふさわしい芸がたくさある。芸で収入を得るというだけではない。観客を満足させるのがうまい。しかし、芸とは関係なしに、我々外国人の旅情をかきたててくれるのが大道芸だ。 Hpp5278994 特に、音楽演奏は旅行の思い出に深く刻まれる。そのため、即売のCDを記念に買ってくる。

 初めてミュンヘンに行ったとき、ノイハウザー通りで二つの大道芸に出会った。一つはマリンバの演奏だった。幼児が演奏に合わせて駆け回っているのがかわいかった。アウグスティナーで夕食を食べて外へ出ようとすると、なつかしい調べが聞こえてきた。反対側の店の前でクインテットがクラシックの名曲を演奏していた(写真上)。バッハのオーボエとバイオリンのための協奏曲ニ短調(BWV1060)だ。とても大道芸とは思えない演奏だった。今でも、そのとき買ってきたCDを聞きながら、ドイツの旅情を懐かしんでいる。(写真上、下段はノルドリンゲンのマルクトで子どもの関心を引く大道芸)

Hp_2  大道芸は横浜の名物である。野毛地区では春と秋に大道芸祭が行われる。昨日は、野毛で秋の大道芸祭があった。私は、「バルーンおやじ」「カーボーイボブ」「中国雑技芸術団」を楽しんだ。Hppa043844_2 「カーボーイボブ」は、老若男女、子どもまで笑わせる芸とトークはすごい。私も腹を抱えて笑ってしまった(写真上、下)。中国雑技団の曲芸は、息をのむスリルがあった(写真下右)。子どもにはフェイスペイントアート「デコデコ」が人気があった。Hppa043847Hppa043887 ほかに、ウォーキングアクトの「ロウミン」「ガンジスインダスドーダス」「のぢぞう」などが野毛地区内を何げなく巡回している。Hppa043953観光客に溶け込んでいるので、うっかりしていると見逃してしまいそう。大道芸を楽しむのは、浜っこの喜びであり、アイデンティティーを感じるときだ。私は東京生まれだが、横浜とドイツは心のふるさとなのだ。

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