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2008/09/07

アザミに群がる虫たち 八ケ岳山麓No.61

コンパクトカメラとライブヴュー撮影コンパクトカメラシリーズ5

Hpp9069403 農道や散歩道で、ここ1週間で目立った花は、ノアザミ、フウロソウ、ツリフネソウ、ノコンギク、ホタルブクロ、ウスユキソウの中間(ヤマハハコか)、フシグロセンノウなどだ。昆虫を集める元気な花から、虫に食われぼろぼろの花まで、それぞれが晩夏を生き抜いている。今、高原の昆虫にとって注目の的はノアザミだ。何頭もの昆虫が入れ替わり立ち代り、訪れて蜜を吸っている。蜜を吸うのに夢中で、カメラが接近しても逃げない。

 2頭の昆虫が吸蜜しているノアザミにレンズを向けた。スジボソヤマキチョウはわかったが、もう1頭については不詳なので、名まえは後送とする。コンパクトカメラの準広角レンズ(35ミリ判換算38ミリ)でノアザミまで15センチ以内に近づいても警戒されないのは、コンパトカメラのライブヴューファインダーが貢献している。人の顔が近づいてきたらほとんどの昆虫は逃げてしまう。一眼レフも大きいので、接近するには不利だ。大きさと構え方で、コンパクトカメラは被写体に優しいのだ。一方、カメラは近づくことで昆虫と似た視覚で花を見ることができるのではないか。写った写真は、昆虫が花を求める視野かもしれない。

Hpp8319353 「被写体に近づけば近づくほど生き生きした写真が撮れる」というのが私の持論だ。ここで、その理由には触れないが、被写体に接近して撮影するクローズアップというテクニックは、100年以上も前から注目されてきたカメラアイである。私が持論などと言うのは、偉大な先輩たちに失礼なのだが…。カメラが被写体から離れると、写った写真は傍観的になる。人間の目は、近づいて撮影された写真と、離れて撮影した写真を見分ける目をもっている。それに加え、撮影者は被写体に近づくことで、サウンド(昆虫の羽音)や匂い(花が放つ香り)、気配(花や昆虫の表情、漂う雰囲気)など、被写体がもつより多くの情報を得られる。これが写真に反映するのである。写真が生き生きするのは当然なのだ。これは、花や昆虫の撮影にかぎらない。人物を撮影するときも同じだ。これについても、別の機会に譲ることにする。(上左は接近して撮影したツリフネソウ)

【撮影データ】 ノアザミ オリンパスSP-350 オリンパスレンズ8~24ミリF2.8~4.9(スーパーマクロモード8ミリ) 絞りF6.3 1/320秒 ISO400 WBオート ツリフネソウ オリンパスSP-350 オリンパスレンズ8~24ミリF2.8~4.9(スーパーマクロモード8ミリ) 絞りF5.6 1/30秒 ISO400 WBオート

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