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2008/07/11

アブの捕食 八ケ岳山麓No.57

マクロ撮影の驚異的なシャープさ…コンパクトカメラシリーズ3Hpcp7058261

 目の前に昆虫が飛んできてとまった。畑のシカ避けにしているワイヤーの上だ。大きく見えたのは、2匹の合体だからだ。はじめは交尾かと思ったが、そうではない。大きな昆虫が小さな昆虫を抱きかかえているのである。私は、昆虫についてはそれほど知識がない。とりあえず現場を押さえようと、持ち合わせのカメラ(オリンパスSP-350)で撮影した。被写体は昆虫なので、遠くから撮影するのが常識だが、広角マクロ撮影に興味がある私としては、できれば接近して撮りたかった。オリンパスSP-350を得意のスーパーマクロモード、ターゲットAFモードに設定し、少しずつ接近した。

Hpcp7058261_2 さいわい昆虫は逃げない。何かに夢中になっているのである。液晶モニター上のターゲットを大きな昆虫の目に合わせて何回もシャッターをきった。撮影距離は約12センチ(レンズ先端から6~7センチ)だ。左の写真が撮影結果だ。昆虫図鑑で調べたところ、シオヤアブ(?)がハチの体液を吸い取っている現場だとわかった。アブの口がハチの首筋に突き刺さっている。ハチはよく見えないが、ミツバチのようだ。アブは捕食中だったので、わき目も振らない。運よく、じっくり撮影できた。コンパクトカメラで、このような自然観察ができて、うれしかった。しかし、なにより感心したのは、写真のシャープさだ。上右の写真は、実物の約3倍、全画面のプリントはほぼ六切りだ。十分シャープに写っている。写真をクリックしたポップアップ画面では、実物の約5.5倍、全画面のプリントサイズは半切大になる。半切に引き伸ばし、かつ近距離からの観賞でこれだけシャープに見えるのは驚異的である。一眼レフでは得られないシャープさである。

【撮影データ】 オリンパスSP-350 オリンパスレンズ8~24ミリF2.8~4.9(35ミリ判換算38~114ミリ) スーパーマクロモード(8ミリ) 絞りF5 1/200秒 ISO100 WB晴天

 レンズは、理論的には焦点距離が小さいほどシャープである。SP-350のスーパーマクロモード時は焦点距離8ミリなので、当然の結果である。ちなみに、35ミリ判やデジタル一眼レフには35~180ミリぐらいのマクロレンズが使われる。コンパクトカメラの焦点距離よりはるかに大きい。コンパクトカメラの撮像素子は一眼レフより小さいので、引き伸ばし倍率が高くなるが、それでも、これだけのシャープさを保っている。正確に撮影された(ピントが正確に合い、カメラブレのない)写真は、一眼レフを超えるシャープさを持っているのである。この性能は、SP-350にかぎったことではないはずだ。撮影できる条件は限られているものの、コンパクトカメラを見直さなければならないだろう。

参照 『異常の早いハルゼミ 八ケ岳山麓No.55』 『ニホンリスを撮る 八ケ岳山麓No.50』 『虫眼鏡のように自然観察ができる』 

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