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2008/07/09

生産者も消費者も活動のピーク 八ケ岳山麓No.56

Hpp7060041 7月7日の森のようす

 森の物質生産量は、今ごろがピークだろう。太陽光が地表にもっとも垂直に近い角度で入射し、加えて日照時間が長いので光合成がもっとも活発に行われる。標高1400メートルでは、7月下旬になると秋の気配を感じるので、高原の植物は、7月上旬がもっとも活発な時期ではないか。Hpp7058292_2 すなわち、太陽エネルギーが地上のでんぷんに置き換わる最盛期だ。樹木の葉には、まだ若々しさがあり、成長に加速度が感じられる。樹冠を通した木もれ日はまだ明るい(写真左)。これは、森の生産者の話だ。(写真右上、アヤメの背景はノイバラ)

 一方、消費者の活動も盛んだ。シカが菜園の周りをうろうろしているのが足跡からわかる。柵のある畑に入れないので、周囲の植物をてあたりしだいに食べている。Hpp7060107 柵越しに畑の大根(写真下)を見て、よだれが出て我慢できないのだろう。ギボウシの葉とつぼみ、ヤマオダマキのつぼみ、カエデの若葉、Hpp7060056 シモツケソウの花芽(写真左)、ギョウジャニンニクの花など、またハーブのモナルダまで食べている。幸い畑には、まだ手(足)がついていない。Hp20p7078314

 渓流のイワナも元気だ。水量の多い瀬で積極的に餌を追う。イワナは本来、ねくらで陰湿な性質といわれるが、この時期は体質改善されたように思える。釣れるポイントは多様で広い。植物(生産者)もシカやイワナ(消費者)もエネルギーを蓄えるのに余念がない。

Hpp7060067_2 今、ノイバラは峠を越し、アヤメが盛り、ヤマオダマキはこれからだ。アサギマダラは例年より早く観察した。

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