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2008/07/06

ハイブリッドなストラスブール駅 ドイツNo.67

最先端のシェルに包まれた駅舎Hpp6137845_4

 フランスからドイツへの帰路、ストラスブールでの乗り換えに1時間半ぐらいの待ち時間があった。そこで、駅構内と駅前広場を歩いてみた。構内から外へ出ると、透明なシェル構造に包まれた空間が広がっている(写真下)。4年前に来たときにはなかったスペースだ。駅前広場に雨よけのシェルを造り、駅を拡張したのである(写真上)。Hpp6137821_2覚えていた駅とは別のように見える。伝統的な旧駅舎をそのまま生かし、それに最先端の建築技術を結合させたのである。なんでも建てかえてしまう日本の建築とは違うアイディアに感心した。(左の写真で、左側が旧駅舎、右側が拡張した新駅舎)

 ストラスブールは、EUの欧州議会(国会に相当する)や欧州人権裁判所など、EUの中枢が集まっている都市だ。Hpeup6137840駅前広場には、加盟国の旗が伸びやかにはためき、EUの存在価値を強調するかのようだ。宗教や民族、国家・社会体制、経済・文化格差など多くの矛盾をかかえた国々が、まとまるということは大変なことである。我々の身近な例を想定してみると、絶望的である。これを成し遂げた英知と努力に敬意を表したい。駅舎は、それにふさわしいものだった。Hpp6137819明るいシェルの下で、まず目に映ったのは、親子が自転車の練習をしている風景だった。

【補足】 7月8日付の朝日新聞朝刊に、現在開催中のサミットに関係づけて「長持ちさせ議定書達成?」という記事(写真下)が掲載されていた。Hp要旨は「日本は世界に冠たる新築大国。マンション新築のために使われるコンクリートや鉄、ガラスなどの資材が大量のCO₂を排出する。建て替えより既存の建物を修繕・改修で長寿命化する選択肢がある」。ストラスブールの駅舎増築には大きな意義があるのではないか。

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