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2008/05/03

一眼レフとコンパクトカメラを使い分ける 八ケ岳山麓No.54

カタクリの表現再現

 八ケ岳山麓(標高1400メートル)では、今がカタクリの花期だ。一眼レフとコンパクトカメラの特性を生かして、じっくり撮影してみた。

Hpp4300039 一眼レフ(オリンパスE-410)にはマクロレンズを付けて、私なりにカタクリに対する解釈を表現してみた。逆光でカタクリを見ると蜜標の文様が浮き出て怪しい雰囲気を作っている。昆虫はこの怪しさに惹かれて集まってくるのではないか。露出を切り詰めて、暗い画面のなかにハイライトを強調した。一眼レフは、コントロールが自由にできるので「表現」向きだ。【撮影データ】オリンパスE-410 ズイコーデジタルED50ミリF2マクロ(35ミリ判換算100ミリ) 絞りF4 1/640秒 ISO100 WB晴天

Hpp4305592 コンパクトカメラ(オリンパスSP-350)は、接近できるという特性を生かして撮影した。スーパーマクロモードではレンズの直前2センチまでピントが合う。しかも準広角画角だ。一眼レフにはできない特技業だ。写真は、近づいて撮影するほど被写体のリアリティーが出てくる。これを生かして花に接近した。焦点距離が小さいぶんだけ被写界深度が大きいので、周囲や背景の環境を生かした撮影ができる。写真の「再現」性を生かす撮影と言ってよいのではないか。【撮影データ】オリンパスSP-350 AFズーム8~24ミリF2.8~4.9(35ミリ判換算38~114ミリ 38ミリで撮影) 絞り優先AE(絞りF7.1 1/250秒) ISO100 WB晴天

 写真は、再現性と表現性を兼ね備えている。実際の写真には、両方の性質が入り混じるが、どちらで被写体にアプローチするのか、はっきり意識しなければならない。再現は被写体を立てる写真、表現は写真家が自己主張する写真だ。写真の基本は再現性にある。記録性と言い換えてもいい。表現は写真の応用と言っていいだろう。

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