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2008/03/30

花の進化について考える 横浜No.22

原始的な姿を撮るHpp3270736

 27日は、三ツ池公園と大倉山公園で桜を撮影した。どちらも横浜の桜の名所で、七分咲きぐらいだった。現在、横浜の桜は満開だ。さて、私は三ツ池公園のモクレンに興味があった。モクレンは、原始性を残した植物である。形質のもっとも大きな特徴は、花葉の配列がらせん状であることだ。互生する葉やガク、花(花弁、メシベ、オシベ)が渦を巻くように構成されている。それを反映しているからだろうか、歪んだ砲弾型のつぼみも原始的な形だ。古代装身具の勾玉に通じるところがある。勾玉の原型は、動物の牙だという。古代人は、牙の強さにあこがれたのHpp3270771_2 あろうか。一方、勾玉は胎児の形だという説もある。生命の再生に神秘を感じたのだろう。

 私は、原始的な形や、根源的な現象に興味がある。モクレンが、つぼみから開花し、散っていく姿は、原始的な被子植物の進化を表していると考えた。その形をわかりやすく見せるため、太陽を背景にシルエットで撮影した。これが、私のモクレンに対する解釈だ。(上左の写真は三ツ池公園)

【撮影データ】オリンパスE-330 ズイコーデジタルED50~200ミリF2.8~3.5(35ミリ判換算400ミリで撮影) 絞りF7 1/4000秒 ISO100 WB晴天

Hpp3294721

桜は危機を乗り越えられるか

 今年は、桜に異変があった。自宅前の桜が咲き始めたときから散っているのだ。それも、花弁ではなく花のままで散っている(写真右)。例年にはない現象だ。調べてみると、スズメが桜の蜜を吸っているようだ。スズメのくちばしは、メジロやヒヨドリのように蜜を吸うようにはできていない。または、吸い方を知らないのかもしれない。花柄の途中を噛み切って蜜を吸い、それを捨てているのだとわかった(写真下)。桜の蜜を吸うことは、スズメにとってひとつの進化かもしれない。しかし、桜にとっては大Hpp3294731 きなピンチだろう。子孫を残す機会が少なくなるからだ。しかし、ほとんどの生物はピンチをきり抜けるときに進化してきた。桜はどんな進化を遂げるだろうか。一方、桜の無常観も変わるかもしれない?!

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