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2008/01/20

氷のPL効果 八ヶ岳山麓No.47

Hpplp1190084_10 一瞬見せる輝き  

 119日は、最低気温-13度Cだった。氷を期待して渓流へ入った。しかし、ここ23日寒い日が続いているわりには氷は少なめだ。さっそく、PLフィルターで氷をかたっぱしからのぞいてみた。フィルターを回転しながらのぞき、少しでも色が変わる部分があると近づいて観察する。遠くから虹色(スペクトル)が見えても、近づくとぼやけてしまうことがある。逆に、近寄らないと虹色が出ない氷もある。見る位置で、色や濃度の見え方が変わってくる。“いい氷”といいポジションを探すのが勘所だ。寒中の水上なので、簡単ではない。どんな氷にもチャンスがあると思って観察しなければならない。岩からサルノコシカケ(キノコ類)状に張り出Hpp1192877_3 した氷には結晶の乱れが出やすいようだ。水がぶつかることと、重さでしなるのではないか。まあまあの氷を数カット撮影できた。氷は、水温と気温のせめぎ合いの中で発達していく。11時を過ぎると日差しが強くなり、気温が上昇して氷はどんどん融けていった。氷点下の気温とはいえ、氷にとっては、まだ気温は高い。なお、撮影開始時の気温は-5度C、水温は1度Cだった。渓流沿いは、水温の影響で気温は少し高くなる。

写真上 逆光の木もれ日で輝く氷。氷の下を流れる水の影響で、反射光のスペクトル(虹色)はいつも変化している。このように見えるのは一瞬だ。 【撮影データ】オリンパスE-410 ズイコーデジタル14~54ミリF2.8~3.5(52ミリ 35ミリ判換算104ミリ) 絞りF8 1/25秒 ISO400 WB晴天 PLフィルター使用

                                             Hpplp1190171 同じく逆光で光る氷。強い直射光は微妙なスペクトルにはじゃまなので、光が少し陰ったったときにシャッターをきった。 【撮影データ】オリンパスE-410 ズイコーデジタルED50~200ミリF2.8~3.5(200ミリ 35ミリ判換算400ミリ) 絞りF13 1/160秒 ISO400 WB晴天 PLフィルター使用

                                             

Hpplp1190039 氷のPL効果は、通常、日陰や曇天下で撮影する透明な氷が色づいて見えると、そこから光が発しているように美しい。 【撮影データ】オリンパスE-410 ズイコーデジタル14~54ミリF2.8~3.5(54ミリ 35ミリ判換算108ミリ) 絞りF8 1/40秒 ISO400 WB晴天 PLフィルター使用

                                                   

参照『氷の発達を観察する 八ヶ岳山麓No.44』

                                            『豊田芳州のTheme』に掲載された写真と文章は、著作権法で保護されています。無断使用はご遠慮ください。All pictures and writings on this blog are copyrighted.

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