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2007/12/12

路地には文化と憩いがある ドイツNo.55

Hpp6157651_3 町を探検する楽しみ

 初めて訪れた町を、カメラを持って歩くのは実に楽しい。ドイツでも国内でも同じだ。特に、路地にさまよい込むのが好きだ。いろいろな発見があり、その町を深く知ったような気になれる。ドイツの町並みは、路地もきれいだ。空に交錯する電線は見えないし、道路は汚れていない。保存された旧市街の表通りは体面を保つためのよそよそしさHpp6150044_2 Hpp5258303_2 があるが、 路地は素顔だ。公共心の高いドイツ人は、裏通りでも洗濯物を干さない。窓辺に花を飾るのは表通りと同じだ。路地の ほうが本当のドイツの顔かもしれない(写真右)。しかし、路地に入っていくときは、プライバシーにかかわることもあるので慎重でなければならない。

Hpp6167751 路地の入り口はさまざまだ。明らかに通路とわかるものから、住宅の裏口のようなもの、商店街のアーケードのようなものまでいろいろだ。路地に踏み込むと、何が現れるかとワクワクする。恐る恐る入っていくと、中庭にカフェがあったり、噴水や水飲み場があったり、小さな広場になっているときもある。路地には、思わぬ発見がある。ミュンヘン中心部の外周道路Thomas-Wimmer-Ring(元城壁があったところか?)から入った路地には、真っ赤なテーブルと椅子が置かれたカフェがあった。その色の鮮やかさに近寄りがたいものを感じる一方、夕刻のにぎわいが想像された(写真右上)。

 ミュンヘンの市博物館(Stadt museum)の近く、狭い道をたどっていったら、小さな広場に出た。片隅に水飲み場があり、家族がくつろいでいた。ほほえましい風景にカメラを向けた。また、水道の蛇口部分に趣向が凝らされていた(写真上左2点)。Hpp6137388 ランズフートではたくさんの路地Hpp6130237 を歩いたが、その一つは学校の中庭になっていた。ちょうど休み時間だったのだろう、学生がくつろいでいた。一般の人も通り抜けができるようだ。ユニークな水飲み場があったので、じっくり撮影した。蛇口のわきに小さな台があり、彫刻が施されている。この構造と機能の真相は不明だ。路地には不可解もある。(写真上左2点)。

 アーケードの路地もある。店のショーウインドーとカフェが軒を連ねているようすは、アラブのバザールのようでもあり、京都の錦市場のようでもある。 昨年、アドベント(クリスマスの準備期間)でにぎわHppc114888うのミュンヘン・ノイハウザー通りから入った路地には、路面に星型のパターンが投影されていた。星は地を這うようにゆっくり動き、通行人をファンタジーへ誘い込んでいた(写真右)。

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