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2007/11/26

カスタマイズド・カーを楽しむ ドイツNo.54

Hppb229267 自分だけの車体塗装

 ドイツは自動車王国である。アウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェ、メルセデス・ベンツ、BMWなどの名車が生産され、アウトバーン(高速道路)が網の目のように張り巡らされている。アウトバーンは原則として速度制限がない。日本の感覚で走っていると、豆粒のように見えた後続車 Hppb269279 が、あっというまに背後の迫っている。車を使って国内を自由に高速移動できる便利さは、日本の比ではない。一方、ドライバーのモラールは高い。高速道路で後続車から警告を発せられることはほとんどない。信号のない横断歩道に歩行者が立っていると必ず止まる。車社会は成熟していると言えるだろう。ミュンヘンのフランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港と市内を結ぶリムジンバスに乗るだけでも、それはわかる(写真左)。

Hppb229263_2  ドイツ人の車に対する感覚は日本とは違うようだ。機能や性能だけでなく遊びの感覚が目だつ。その代表的な現れがカスタム・ペイントである。車体を自分の好みに塗装してしまうのだ。それも、子どもが絵を描くように稚拙である。車に対して、日本にはないユーモアと茶目っ気を感じる。実用性が十分満たされた後にくる遊び心が拡大していると思われる。ドイツは環境王国でHppb229258_7 Hppb229262_2 もあるが、環境より自動車のほうが重要だという(岩村偉史 著『異文化としてのドイツ』三修社 刊)。ドイツ人は車が大好きなのだ。それでも、町では排気ガスのにおいはほとんどしない。排気ガス規制は、明らかに厳しいと思われる。写真のカスタマイズド・カーは、上からドイツのバンベルクとフランクフルト、フランスのコルマール(2点)で撮影したもの。

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コメント

 最近、ミュンヘン空港から市内へ入るまでに、80キロとか100キロという制限がありました。これはバスの中で確認しました。10年以上前、カールスルーエからオッフェンブルグまでレンタカーで走ったときは、制限速度はなく、100キロぐらいで走っていると、すぐ後続車に追いつかれました。
 アウトバーンに、排ガス規制のために制限速度を設けるという案浮上しているということですすが、実情は不詳です。ドイツ人、特に車好きには制限速度には反対でしょう。しかし、制限速度を決めれば、それを守るのがドイツ人気質ということではないでしょうか。

投稿: 豊田芳州 | 2007/11/29 14:48

こんばんは。
 十何年か前にドイツへ出張したとき、駐在員の車に乗せて貰ったのですが、オービスのような物があり「やられた」と。 10km程度のスピードオーバーでも捕まるようですね。
 元々マナーが良いからそうなのか? きちんと限界を読んで制限を設定しているのか? 判りませんが、国民性なのでしょうか。
 日本の規制値はどうもいい加減に思えるところがあるのですが。。。 これ以上出したら危険と思える速度が制限速度になっていたり、逆にまだ20km位出しても何の問題もないようなところもあるし。

投稿: Flugel GT | 2007/11/27 19:16

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