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2007/08/26

夏の省エネは高原で 八ヶ岳山麓No.41

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今夏を過ごし、私は以前に書いたブログの再掲載を決断せざるを得ない気持ちになった。エネルギーの問題だけではなく働き方の問題もかかわってきたからた。テレワークが普及してきたののだ。


  • 再掲載

遷都論 愚考

 

 地球環境は深刻な段階に来ている。北極の氷が異常に解け、世界中で異常気象が発生し、日本でも猛暑日が続いている。炭酸ガス(温室効果ガス)の排出を少しでも削減しなければならない。1997年の京都議定書で、日本も1990年水準の6パーセントを2012年までに削減すると世界に約束した。しかし、現在のところ削減どころか約8パーセントも増加している。目標達成は絶望的だ。このところの猛暑でエアコンの電力消費量が増え、東京電力では供給量がピークに達している。エアコン使用は炭酸ガスの排出に大きく影響する。これをなんとかできないものだろうか。ここで心機一転して対策を講じなければならない。

 

Hpp8139149 八ヶ岳山麓(標高1400メートル前後)では、真夏の最低気温が16~17度C、最高気温は27度Cぐらいだ。そのため、エアコンによる冷房の必要はない。夏季だけでも、余裕のある企業や所帯は八ヶ岳山麓などの高原へ移住して生活することを考えてよいのではないか。ドイツでは通常、冷房用エアコンは使っていない。例外はあるかもしれないが、基本的に冷房機器は部屋にはない。緯度が高いのであまり高温にならないことと、湿度が低いので不快指数は低いようだ。また、ドイツでは害虫が少ない。窓を開け放っていても蚊や蛾は部屋に入ってこない。殺虫剤をたくさんまいているのではないかと気になるが、そのようなことはないようだ。緯度が高いからだろう。夏にエアコンを使わないということが、ドイツのエネルギー事情に大きく貢献しているのだろう。八ヶ岳山麓はドイツに似ているような気がする。

 

Hpp8159341_3  オフィスの移転には出費が必要だが、それは環境改善のためのコストと考えればよいのではないか。これぐらいのことをしないと、日本は京都議定書の目標を達成できないだろう。ビジネス環境はコンピュータ化され、移転できる業種や部門がたくさんあると思う。コンピュータ化はそのためのもではなかったのか。

 

Hp200707310157 夏、高原で暮らすことにはいろいろなメリットがある。まず、電力量を節約できる。次に、空気がきれいなことだ。大都市の暮らしは排気ガスの中での生活といえる。例えば、乗用車のエンジンは、アイドリングの状態で1分間に800回ぐらい回転している。排気量1500ccなら1500×800=1200000cc/分=1200l/分の排気ガスが空中に排出されていることになる。長時間、何千台という車両が排出するので、空気中には膨大な排気ガスが混じっていることになる。私も横浜市の幹線道路のそばに住んでいるので、それを吸って生活している。一方、高原には排気ガスはほとんどない。森林があり、健康に良いフィトンチッドがたくさん放出されている。都市とは正反対の環境だ。

 

Hp200707310134 高原は水がすばらしい。八ヶ岳山麓には、豊富な湧水がある。甲斐小泉駅近くの三分一湧水(写真左)には近くの住民だけでなく、喫茶店やレストランが水を汲みにやってくる。ちなみに、三分一湧水の湧水量は8500トン/日。近くにある女取湧水は10000トン/日である。おいしい湧き水は健康に最適である。加えて、高原では、朝取りの新鮮な野菜や乳製品が食べられる。このような環境でリフレッシュして仕事に集中し、思考力と効率を高めることができるのではないか。

 

Hpp8180086  もちろん、八ヶ岳山麓は自然が豊かである。娯楽施設はほとんどないが、文化施設はたくさんある。写真家である私に関係があるのは清里フォトアートミュージアム(K・MoPA)(写真右)だ。そこは森に囲まれた良質な空間だ。先日は、西村豊氏の「森の妖精 ヤマネ」展を鑑賞した。自然環境の指標にもなるヤマネに密着した撮影姿勢と、被写体に対する真心に好感を持った。鑑賞し終わって、ロビーでくつろぎながら、満たされた気持ちになれた。

 

Hpp8149191 オフィスを移すにはさまざまな障害がある。一方、人々が高原に集まれば不都合が起きるであろう。しかし、ここで知恵を出し合って、環境と人々に優しい暮らしを目指せないだろうか。

 

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