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2007/04/07

もっと責任を分担しなければならない ドイツNo.37

ドイツのびん分別処理Hpp9031574

 ドイツのガラスびん廃棄処理は日本より進んでいる。バンベルクやノルドリンゲンには住宅街の一角にびん捨て場が設置されていた。そこではガラスの色別に箱が用意されていて、市民はそこまで車や自転車で廃棄物を運んできて捨てる。分別はもちろん、廃棄場まで各自が運んでくる。写真上はバンベルクのガラス分別容器だ。ガラスの危Hpp5279163_3 険性を払拭するような重厚なデザインが気にHpp5279166_9 入った。いかにもドイツ的だ。写真左はノルドリ ンゲン の場合。それぞれの箱に色別の表示があった。日本ではどうだろうか。自治体によりその実状は違うが、色別に回収しているところは見たことがない。

 私の住んで いる横浜市では、「横浜G30プラン」というごみ減 量とリサイクルの計画を推進している。横浜市資源循環局が作った「ごみと資源の分け方・出し方」という冊子を見ると、気が遠くなるほどだ。A4判26ページ(表紙を除く)にぎっしりとごみの出し方について書いてある。しかし、これが現Hp_12 在地球上で生活し、高度の文明を享受している私たちにとって守らなければならないことなのだ。ドイツの現状を見ると、これでもまだ足りないと感じる。横浜市ではガラスびんの廃棄日は決まっているが、ペットボトルや缶と同じ袋に入れて出してよいことになっている(写真右)。当然、びんの色分けはない。回収に来たトラックは、その袋をプラスチック類の袋といっしょに積んでいく。後で、びんと缶、ペットボトル、プラスチックに分別し、次にびんを色別に分けるのだろう。

 ガラスびんリサイクル促進協議会のホームページによると、ガラスびんの3Rという考え方がある。Reduce(抑制する)、Reuse(再使用)、Recycle(再利用)の3つだ。Reduceはできるだけ使用量を抑え、Reuseは繰り返し使おうという考え方だ。Recycleは、ごみにした場合に、びん製造の原材料(カレット)などとして再利用する。こうして少しでもガラスびんをむだにしないよう心がけようというのだ。

Hpp3215289 リサイクルで、無色と茶色のびんはカレットにしやすいが、それ以外の色は手間がかかるという。そのために、びんを色分け(無色、茶、緑、青、黒など)しなければならない。この分別を、日本では自治体の資源化センターが担当しているが、ドイツでは、前述のとおりだ各所帯や個人が受け持っている。しかも廃棄場まで運ぶ。ガラスびんのリサイクルには一定の労力と経費(エネルギー)が必要だ。これをだれがどれだけ負担するかが問題だ。日本はもっと、個人の負担を増やさなければならないのではないか。なお、日本では処分に手間のかかる緑色びん(写真左)を使う飲料には、メーカーが処分代を負担しているという。

 今朝の朝日新聞は、1面や社説などで地球温暖化が深刻なことを伝えていた。ごみ処理にはエネルギーを使うので温暖化に影響する。地球レベルで考えると、我々自身の好都合を行政の基準にしてはいけないときが来ている。

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