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2007/03/04

獅子舞と採青 横浜No.12

Hpp3037297_2 中華街の正月行事

 3月3日、中華街では春節(旧正月)の一連の行事の一つ、採青が行われた。今年は、2月17日のカウントダウンと18日の元旦に立ち会えなかったので、期待して中華街を訪れた。目あては午後3時から始まる獅子舞いである。4頭の獅子が中華街の店舗を回り、店頭にぶら下がったご祝儀(採青)を取り、商売繁盛を祈る(これを「採青」と言うらしい)。

 おりから、4月上旬並みの暖かさのため、中華街は観光客があふれていた。獅子舞いが始まったが、観光客が獅子舞いを取り囲み、なかなか、獅子に接近できない。獅子に近づく手段には自信があったのだが、今日はいつHpp3037256_3 もの業 が利かない。それに加え、レンズの前に携帯電話が出しゃばり、思いどおりに撮影ができなかった。撮影方針を変えて、獅子舞いの演技は外し、周辺の表情を撮ることにした。

ほとんどのご祝儀(採青)は軒下にひもで吊り下げられているが、この店では、人が竿の先のひもに付けて獅子を“釣って”いた。

Hpp3037271_1 獅子と“バトル”を繰り広げる店員もいた。ユーモラスな光景だ。

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『菜香』という店では、獅子はたくさんの女性に囲まれて幸せそうだった。獅子がオスかどうかは別として、獅子を操るのは若い男性である。心なしか店の中に長くいたように感じた。

Hpp3037338 サウンド係は裏方のようだが、私にはこれがたまらない。銅鑼と太鼓、それに爆竹が舞いにピッタリ合っている。獅子舞いでは、彼らの熱演が大きな役割を担っている。

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今日の獅子舞いは横浜中華学校校友会國術団の青年が演じている。細い体ながら、相棒を担いでいるのに驚いた。よく動き、ばねのある身体がうらやましかった。一店の演舞を終えると汗だくになる。

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