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2006/12/25

ランズベルグのアドベント ドイツNo.33

小さな町のクリスマスHppc125080

 ミュンヘンから列車で45分、ロマンチック街道の町ランズベルグ・アム・レヒ(写真右)を訪れた。この町を選んだ理由は、規模は小さいが南バイエルン地方の美しいクリスマス・マルクトがあるとガイドブックに書かれていたからだ。この時期(アドベント 待降節)、ドイツではどこの町でもクリスマス・マルクトが立つ。私は、小さな町のクリスマス・マルクトを見たいと考えていた。小さな町は中世の面影が濃いうえに、住んでいる人々の生活になじみやすいと思ったからだ。

Hppc135673 ランズベルグのマルクトは、ミュンヘンとは違って、ふた回りぐらい小さな露店(屋台)が教会の脇の広場に並ぶ。クリッペの材料、ツリーのアクセサリ、玩具などを売る店、グリューワイン、ポテトやソーセージを炒めたスナックを売る飲食店など、子どもから大人まで楽しめる店が軒を連ねる。夕方4時になると、明かりがともりマルクトは開かれる。すると、人々が三々五々集まってくる。子どもやお年寄りを含む家族連れHprpc114960_1 で、5時ごろには狭い広場はいっぱいになる。子どもたちはスナック菓子やソフトドリンクを、大人たちはスタンドのテーブルを囲んでグリューワインやビールを楽しむ。ゆったりしたテンポのクリスマス音楽が流れるなかで、人々は静かにアドベントを過ごす。その雰囲気はゲミュートリッヒカイト(gemutlichkeit ドイツNo.32参照)という言葉がぴったりだ。4日間見学するチャンスがあったが、毎回、マルクトは同じようなにぎわいだった。毎日出かけてくる人もいるのだろうか。(写真右は、マルクトに特設されたメリーゴーラウンド)

Hppc135615_1Hprpc135622_2 日本と違うところは、乳母車と子どもが目立つことだ。乳母車にはおしゃぶりをくわえた乳児も多い。氷点下に近い寒さなのに子どもを連れてくるということは、マルクトが伝統に根ざし、生活に溶け込んだものであることを物語る。毎晩、サンタクロースが現れ、子どもたちにリンゴやお菓子を配る。3日目には車椅子のお年寄りが数人やってき て、サンタクロースからプレゼントを受け取っていた。クリスマス・マルクトは、ドイツ人の生活そのものだと感じた。乳児からお年寄りまでがいっしょに楽しむ風景がすばらしいかった。

Hprpc112771Hprpc112750Hprpc122779_2 私たちもグリューワイン(写真上左)を飲み、シナモン・アーモンド(写真上中)やシュトレン(写真下)をHppc122789買ってきてホテル で食べた。(写真右は、シナモン・アーモンドを炒る人と釜)

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