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2006/12/20

脳は一生、成長する ドイツN0.31

おいしいドイツのパンHpp5280006_1  

 歳をとるにつれて、ますます和食が好きになってきた。同時に、親父に顔が似てきたような気がする。生命は、年月を経るにつれて遺伝子に記録された本性が現れてくるのだろう。生まれる前の胎児は、サルもイヌもニワトリも、魚も似たような形をしている。それが成長に合わせて種や個体の特徴が現れ、さらに、それが顕著になっていく。事を大げさに書いたが、和食が以前にもましておいしいと思うようになってきたのは、日本人の遺伝子が発現してきたのではないか。最近は、自分の可能性や限界が見えてきたような気がする。

 しかし、最近、読んだ『「幸せ脳」は自分でつくる…脳は死ぬまで成長する』(久恒辰博 著 講談社+α新書)によると、人間の脳は一生成長するというのが近年の学説のようだ。今までは、年をとると脳は退化し、新しいことを習ったり覚えたりすることが難しくなるというのが定説だった。しかし、そのようなことはないという。若いときほどの効率はないものの、脳を使うことで新しいニューロンとシナプスができるという。それが幸せにつながるということだ。うれしい研究成果だ。

 若いときからの積み重ねはあるものの、50代でドイツの魅力を知り、撮影に夢中になるようになったのは、新しい自身の脳開発だ。それに伴って知ったパンのおいしさも脳の新しい味覚野を開発したのではないか。ドイツのパンはおいしい。小麦やイーストの香りが強いのだ。それに、好きな木の実類をまぶしてあるのもうれしい。ホテルの朝食では、しばしばできたての温かいパンが出てくる。これがまた、香ばしい(写真)。ふだん、朝食は8割がパンの洋食だ。家内の好みに合わせてきたので、好きなわけではない。しかし、ドイツで新たにパンのおいしさを知ることができた。これは脳に新しいニューロンとシナプスができたということではないか。歳をとっても新しいニューロンができる条件は、夢中になれる目標があることだという。写真とドイツに感謝しなければならない。

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