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2006/11/21

越冬するトンボ 八ヶ岳山麓No.23

11月20日の八ヶ岳山麓Hppb204049_1

 4週間ぶりに信州へ来た。前回は紅葉の最盛期でにぎやかだった八ヶ岳山麓も、冬支度の最中だ。落葉広葉樹はすっかり葉を落とし、カラマツがわずかに葉を残している。天候は雨で、国道141号野辺山の気温表示は7℃だ(11:30)。山小屋に入ってすぐ温度計を見ると5℃だった。すぐストーブをつけた。(写真右 標高1000メートル川俣渓谷、写真下左 標高1400メートルの落葉広葉樹林)

 ユーティリティーを立ち上げてからストーブのそばを見ると、マッチ棒ぐらいの黒いものが落ちている。つまみあげて捨てようとしたら、イトトンボだとHppb204060 わかった。今ごろトンボがいるわけはないので、死骸だろうと思ったら動くのだ。図鑑を調べたら、越冬するトンボがいるとわかった。ホソミイトトンボかホソミオツネントンボのどちらかのようだ。翅の先端にある黒い文様と胴の太さからホソミオツネントンボと判定したが、自信はない。

 トンボは、ストーブのそばが温かいので近寄ってきたのだろう。さっそく、家内の帽子の上に乗せて撮影した(写真上左)。しばらくしたらカーテンにしがみついている。飛ぶ能力があるのに驚いた。そこで、また撮影した(写真下右)。標高1400メートルの高原では、冬の最低気温がしばしば氷点下10度以下になる。 たまには-20℃に達するHppb204088_2。このような厳しい環境で越冬するには、暖かい場所を探さねばならないだろう。山小屋の中は絶好の越冬場所になるのだろうか。イトトンボについては真夏の水辺を飛んでいるイメージしかない私にとって、この事実は想像を超えたものだ。今年は、おたまじゃくしが越冬することを知った(信州No.21参照)、私にとって自然はまだまだ興味津々だ。トンボは現在もカーテンに留まっているので、カーテンの開け閉めは控えている。Hp1pb204107         

【補足】 トンボの専門家 田中博さんにうかがったところ、ホームページ上で答えていただいた。ホソミオツネントンボにまちがいないだろうとのことだった。田中さんのホームページはリンクに設定したのでごらんください。

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