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2006/09/06

現代の象形文字・ピクトグラフ ドイツNo.25

2p9031585_2わかりやすい絵による伝達

 9月2日、TVの番組でピクトグラフ(絵文字)についてのバラエティー番組があった。番組では、日本はピクトグラフがもっとも進んでいる国だという。古代人類は象形文字という絵文字を発明し、使っていた。ピクトグラフも絵で物事を伝達しようという点では象形文字と同じだろう。漢字は象形文字から進化した表意文字なので、漢字を使う私たち日本人はピクトグラフが得意かもしれない。ピクトグラフは、世界中の子どもから大人までわかることが大切だという。

2p9031590  12年前ドイツへ行ったとき、ピクトグラフが多いのに驚いた。現在でもドイツのほうが発達していると思う。日本は追いついてきたが、根本的なところで遅れていると感じる。関係者は絵のもつ力を軽視しているのではないか。ドイツでいちばん初めに気づいたところは、ハーメルンの町の児童公園だった。14歳以下の子どものための公園なので、“サッカー(ボール遊び)” “犬の散歩” “自転車乗り”を禁止している。それぞれのピクトグラフに×を重ねて描いてあった(写真上右)。当時の日本にはまったくない発想だったので、感激した(1994年)。シュツットガルトからカールスルーエに向かうアウトバーンのサービスエリアには、わかりやすい分別ゴミ箱が置かれていた。ひと目稚拙に見えるゴミの絵だが、わかりやすいと思った。箱を色で識別しているのも良い(写真上左 1994年)。これが、今から10年以上前のことだ。

P9031587 フランクフルト郊外の住宅地のそばには大きな森がある。遊歩道が縦横に廻らされているが、歩いていてめったに人に会わないぐらい深い森だ。その入り口に森の中でのマナーがピクトグラフで表示されていた。上から順に、“バイクや乗用車は侵入禁止” “森林作業用の自転車は可” “蹄鉄を付けた乗馬不可” 最下段の文字による表示は“野生の狂犬病危険地域”と書かれている(写真右 1994年)。

P9031576_1Hpp5248260_1  町の中には住民の安全のための表示が目だつ。写真上はアウグスブルグの住宅街の警告表示(2002年)、写真右はノルドリンゲンの街路の道路標識だ(2006年)。これらはドライバーへの親切でもある。

Cmp9031581_2  左の図は水虫の症状を絵にしたもので、ピクトグラフではない。しかし、言葉で説明するよりわ かりやすいのではないか。特に子どもにはわかると思う(1994年 ハーメルンのショーウインドー)。

 ドイツでは、できるだけビジュアルな伝達を心がけているように感じる。

Hpp9080866   【補足】 9月8日、新宿御苑へ行った。苑内のピクトグラフが目に付いたので、日本の現状として撮影してきた。“新宿門”にもピクトグラフを付け加えてほしいものだ。

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