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2006/08/21

ジャガイモはなぜ美味しいのか 信州No.20

敵と味方が味を変えるP7080034

 昨日、ジャガイモの収穫をした。今年は、メイクイーン、キタアカリ、「アンデスの目ざめ」の3種の種芋を買ってきて植えた。5月5日に植え、7月26日と昨日の2回に分けて収穫した。7月26日はキタアカリと「アンデスの目ざめ」を収穫したのだが、一部、ネズミにかじられていた。昨日の収穫では、この食害が気になっていたが、メイクイーン(写真右)はほとんど影響なかった。ネズミは、P8201499メイクイ ーンよりキタアカリのほうが好きなのだろうか。朝食でキタアカリをゆでて食べたが、味は最高だった(写真左下)。市販のものとは別の野菜のようだった。ちなみに、我が菜園では大根は激辛になる。(写真右上はジャガイモの花)

 ネズミというとイエネズミを想像しがちだが、山にいるネズミはそれとはまったく違う。体調約10センチのアカネズミやヒメネズミだ。ハツカネズミのような大きさで、実にかわいい P8201452_1 顔をしている。ジャガイモをおすそ分けしても惜しくはない(写真左はネズミの食痕)。

 畑は、標高1400メートルの草原と森林の境にある(写真右下)。普通の畑とは違う環境だ。周囲の草木はフィトンチッドをふりまいて自身のテリトリーを守ろうと必死だ。春に耕した畑は、雑草によってじょじょに狭められていく。樹木も数年前に比べると草原を侵食し、畑の日照時間を少なくしている。たまに行く畑なので、芽かきもしなければ、草取りもできない。雑草は生えほうだいだ。ジャガイモは自らこれらの自然(敵)Hpp8201487と闘わなければならない。かなり厳しい生育条件だったと言える。もちろん無農薬栽培だ。

 収穫のために畑を掘っていると、ミミズやムカデ、そのほかにたくさんの虫が出てきた。土壌生物だ。これらは畑が健全であることを表している。だからジャガイモが美味しく育つ。自然には味方もいるのだ。野菜も植物なので、周囲の植物や動物と闘わねP8201442ばならない。闘いながら対抗物質(フィトンチッド)を発散して自身を鍛えていく。これが味を良くする。無農薬野菜が注目されている。健康に良いだけでなく味も良いといわれる。土壌生物を味方につけて周囲の厳しい自然環境と闘うからだ。農薬を使えば、虫や菌に侵されず収量を増やせる。しかし、味は別 だ。農薬を使うと、野菜は甘やかされて周囲の敵と戦わなくなる。それが味に影響するのだろう。人間の持ち味も同じだろうか。

参照:『ドイツとジャガイモ』 ドイツNo.14 http://silent-forest.cocolog-nifty.com/ht/2006/03/no14_d300.html

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