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2006/08/16

足は写真と健康の基本 ドイツNo.23

Hpp5290010_1 歩くお年寄りが目だつ

 ドイツの町を歩いていると、お年寄りが歩行器を使って歩いている姿が目につく。普通の杖や松葉杖もあるが、4輪の歩行器が目立つ。これには荷台が付いているものがあり、買いものにも利用されている。日本では、病院の中ではよく見るが、屋外ではあまり見ない光景だ。

 ドイツの信号はすぐ変わる。お年寄りはゆっくり歩くので、横断歩道では、渡りきる前に赤になってしまう。しかし、ドライバーは渡りきるまで待っている。横断歩道がないところでも、横断しようとすると止まって待ってくれる。これはお年寄りにかぎらない。私たちが路肩に立っていると、停車して渡れと合図をする車が多い。お年寄りが町に出てくるのには、このような背景があるからだろうか。

 一方、ドイツの町では、石畳の路面が多い。石畳はでこぼこしているのHpp5240135 で、歩行器にかぎらず、普通の歩行にもけっして適しているわけではない。あえて、これを変えないのは、石畳の伝統と環境的メリットを優先しているからにちがいない。このへんがドイツらしいこだわりだと思う。歩きやすい石畳(写真上、中)も普及しているが、車道は従来の石畳が多いので、横断歩道も石畳になる。

 歩くことが健康的なことは言うまでもあるまい。けがをしたり、入院してベッドに伏すと、歩かなくなり一気に思考が衰えるという。特に、お年寄りには影響が大きい。身近な例を知っているのでまちがいないだろう。最近は、エレベーターやエスカレーター、自家用車などの普及率が上がり、お年寄りにはたいへん便利である。しかし、壮健な人々にとっては足を使う機会が減った。都市で生活すると、あまり歩く必要がない。これは足がどんどん衰えることになる。使わない器官が退化するのは生物の歴史が証明している。当然、脳にも影響があるだろう。これは人類の問題だ。

Hpp5300105  写真が健康維持に良いと言われるのは、歩くからだ。乗り物で移動しても、被写体の前に立ち、ベストカメラポジションを決めるためには歩かなければならない。カメラを持っていると、あっという間に1キロや2キロは歩いてしまう。歩くことで足を鍛え、足から脳に刺激が行くだけでなく、クリエイティブで前向きな気持ちが脳を活性化する。写真撮影は心身の健康に役立つ。ドイツの町でお年寄りを見ていて、その気力に感動すると同時に、写真のありがたみを再確認した。

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