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2006/05/24

ドイツの歓待 ドイツNo.16

親切はどこで学ぶのかHpp5217979_1

 初めてドイツへ行ったとき、ハンブルグからブレーメンへ向かう列車に乗った。比較的混んでいたので、家内といっしょにドアーのそばに立っていた。すると、初老の乗客(ドイツ人だろう)が近づいてきて、席が空いているからこっちへ来いという。ついていくと、対面シートの一つが空いていたので、家内がそこに座らせてもらった。すると通路を挟んで反対側の乗客も私に席を譲ってくれた。日本では考えられない親切だと思った。ドイツを旅していると、このようなことは珍しくない。しばしば親切にされ歓待される。私たちが外国人だからだろうか。シュツットガルト駅でトラムのチケットの買い方がわからず困っていると、通勤途中の忙しそうなサラリーマン?が買い方を教えてくれた。あまりの親切に警戒してしまう自分が恥ずかしかった。

 5月18日午後9時ごろ、渋谷駅の車内では、これと正反対の場面を見た。外国人のお年より夫婦が優先席の前に立った。男性は杖をついていて、歩くのが不自由なのはだれが見ても明らかだ。しかし、だれも席を譲ろうとしない。奥さんが座っている乗客に声をかけ、席を譲っってもらった。席を立ったのは若い女性(学生風)だったが、いかにも不愉快という表情だ。そこにいずらかったのか、ドアから出て行った。奥さんもお年寄りなので、ほかの客が席を立ってもおかしくない状況だったのだが…。私の友人は、日本に優先席があることじたい不自然で恥ずかしいことだと言っている。

 写真は、バンベルク旧市街にあるガストホフ(ホテル兼レストラン)の前に置かれた自転車の飾りだ。Radler Willkommen「自転車に乗る人歓迎」と書かれている。商売とはいえ、自転車への想いと歓待する気持ちが表れていてドイツ的だ。他人に対する思いやりは、子どものころから自然に身につくものだろう。われわれは外国人に対する接し方は苦手だ。しかし、なによりも、お年寄りやからだの不自由な方への思いやりだけは学びたいものだ。

【撮影データ】ニコンF100 Aiニッコール20ミリF2.8 絞りF8 1/125秒 エクタクロームダイナハイカラー100 背景のレストランを広くとり込むために超広角レンズを使った。広角レンズは背景を広く撮るレンズである。

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