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2006/05/08

春の水辺で花を探す 信州No.16

Zhpp5060069

5月6日の森のようす

 生命誕生以来ずっと水中で暮らしてきた動植物が、今から4~5億年前に陸上で生活するようになったといわれる。動植物にとっては劇的な変化であったろう。水際で陸上に適応しようとしている動物や植物の苦労を想像してもよいのではないか。その名残なのか、四季を通じて水辺は自然度が高い。春の森の中でも同じである。5月6日、春の森を訪れた。目ざすは、湧き水や湿地、渓流沿い(写真右下)などだ。そこで見つけた花の撮影について触れてみたい。できるだけコンパクトカメラを使ってみた。Zhpp5060148

 上の写真はタチツボスミレだ。最盛期で、地を敷きつめるように低く咲き競っている。コンパクトカメラのマクロモードで最接近して撮影した。マクロモードは広角系なので、背景が広く入り、奥行き感が臨場感を作る。【撮影データ】オリンパスSP-350 レンズ8.0ミリ(35ミリ判換算38ミリ) 絞りF5.6 オート -0.3EV ISO100 WBオートZhpp5067665_1

 右の写真はニリンソウをローポジションから撮たもの。背景を幽玄にぼかすために一眼レフの長焦点で撮影した。ニリンソウも最盛期だった。【撮影データ】オリンパスE-330 ズイコーデジタル14~54ミリF2.8~3.5(37ミリ 35ミリ判換算74ミリ) 絞りF4 1/800秒 ISO100 WB5300゚K

Zhpp5060141 左はエゾエンゴサクだ。ラッパ状の花の向きがばらばらで、形をわかりやすく撮るのが難しい。コンパクトカメラで二つの花にピントが合うハイアングルを選んで撮影した。春の写真では、時の移ろいを感じさせるため、積極的に落ち葉を入れることにしている。【撮影データ】オリンパスSP-350 レンズ17.6ミリ(35ミリ判換算84ミリ) 絞りF5 オート -0.3EV ISO200 WBオート

 左の黄色い花はネコノメソウ。名まえのZhpp5060154由来は、果実が裂けると中に細かい種が一列に並び、そのようすが猫の目の細長い虹彩に似ているところから付けられたそうだ。小さな花なので、コンパクトカメラのマクロモードで接近した。マクロモードでは、レンズ先端から2.5センチぐらいの被写体までピントが合う。自然観察にはたいへん便利だ。【撮影データ】オリンパスSP-350 レンズ8.0ミリ(35ミリ判換算38ミリ) 絞りF5.6 オート -0.3EV ISO200 WBオート

 Zhpp5057181ミズバショウが群生している写真を見慣れていると、一輪だけではものたりないかもしれない(右)。しかし、私に言わせると、群生のほうが異常だ。種の多様性がないうえに、自然の厳しさが感じられないからだ。厳しい環境でまばらに自生しているうちの一輪を撮影した。周囲の厳しい自然環境を取り込んだつもりだ。【撮影データ】オリンパスE-330 ズイコーデジタル14~54ミリF2.8~3.5(14ミリ 35ミリ判換算28ミリ) 絞りF5.6 1/400秒 ISO100 WB5300゚K 

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