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2006/05/13

マルクトでドイツになじむ ドイツNo.15

Hpbp3196404 露店の重み

 ドイツで列車に乗っていると、車窓から数分おきに教会の塔が見えてくる。なだらかな起伏のある畑の上に、教会の尖塔が見えてくると、あそこに人々が住んでいるのだなと見当がつく。列車が進むにつれて教会や町の全貌が見えてくる。ドイツでは、ほとんどの町の中心部に教会(Kirche)があり、そのそばにマルクト広場(Markt platz)と市庁舎(Rathous)がある。中世以来、三つとも市(町)民には欠かせない施設で、教会の塔はそのシンボルだ。広場は市民の憩いの場所であると同時にマルクト(Markt 市場)ができるところでもある。どの町へ行っても曜日を決めて週2、3回、露天の市場が立つ。日用品は、ほとんどそこで手に入れることができるので、日本の露天市より存在意義は大きい。Hpp3196376_2

 私たちは、ドイツに行くと、マルクトで買い物をするのを楽しみにしている。昼食やスナックはもちろん、夕食の材料まで買ってきて、ホテルの部屋で食事をとる。野菜、果物、パン、魚、ソーセージなどを、清潔な屋台やトレーラーで売っている。われわれが観光客のためか、少しの量でも売ってくれる。このとき町の人々との日常的なコミュニケーションができるので、その土地によりなじむことができる。スーパーでワインやビールを買ってくると、調理はしないが、ほぼ満足な食事ができる。ときには花を買ってきて、部屋に飾る。私たちの旅行目的は観光よりは日常生活なので、マルクトでの買い物は楽しみながら目標を達成できる手段だ。

Hpp3196380 写真上左はシュツットガルトの旧市街、シラー広場での花市だ。訪れたのは土曜日だったが、10時ごろには人々でいっぱいになった。左端にシラーの銅像、後ろにシュティフト教会、さらに奥の方に現在の市庁舎がある。土曜日の花市は午前中だけで、午後になると跡形もなく普通の広場になってしまった。

 写真右上はツェレのマルクト広場だ。中央に見える塔が市教会、その左が市庁舎だ。水曜日と土曜日にマルクトができる。マルクトは市民のコミュニケーションの場になっている。私たちは、ソーセージ、トマト、パン、ビール、水などを買って昼食にした。 多くの店は、朝早くからトラックやトレーラーで商品を運んできて、昼には引き上げてしまった。Hpp3196379

 写真上は、バンベルクのマルクトだ。いろいろな野菜の中央に見えるのがルバーブで、初めて知った。私たちはサクランボを買って立ち食いした。写真右はハンブルグのフィッシュ・マルクトだ。日曜日、エルベ川沿い数百メートルにわたってマルクトができる。大都市ハンブルグらしい大規模な市だ。レンガ倉庫を改造したカフェでは生演奏があり、にぎやかに盛り上がっていた。家族連れがレクリエーションをかねて訪れ、休日を楽しむ場である。写真に写っている露店で極彩色のあめを買った。マルクトでの包装は、だいたい紙袋が使われている。

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