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2006/03/31

ドイツとジャガイモ ドイツNo.14

アウグスブルグの行商P3196393

  ドイツが好きになった理由はたくさんあるが、食べものの存在は大きい。まずビールだ。次はソーセージ、そしてジャガイモなどいろいろだ。私のジャガイモ好きは、戦後、食料難の時代にゆでて塩をつけて食べたときの味が忘れられず、今まで後を引いているためだ。

 ドイツにジャガイモが入ってきたのは、16世紀と言われている。原産地は中南米なので、コロンブスのアメリカ大陸発見以降、植民地から持ち込まれたものだ。「異文化としてのドイツ」(岩村偉史 著 三修社 刊)によると、三十年戦争(1618~1648年)で国内が荒廃し食料難になったとき、ジャガイモ栽培が普及したという。日本(自分の場合)でも、ドイツでも救荒作物としてジャガイモは貢献した。「年貢を納めていた人々」(坂井洲二 著 法政大学出版局 刊)のよると、1800年代のドイツ庶民の朝食にゆでジャガイモが食べられたという。ほかの献立を見ると主食であったようだ。

 アウグスブルの町を歩いていたら、ジャガイモの行商に出会った(写真)。親子で、リヤカーにジャガイモやディル(ハーブ)、ブロッコリー、セロリなどを積んで郊外から来たようだ。日本の「かつぎや」さんに匹敵するだろうか。家内がジャガイモの種類を聞くと、中が黄色い種だという。われわれが信州で作っている「北あかり」と同じようだ。同じ作物を育てていると聞いて親しみを感じた。

 さて、ドイツのレストランでジャガイモを食べようとしても、簡単には実現しない。ドイツ語のメニューがほとんど読めないからだ。英語のメニューがある場合でも、ポテトをライスやパンのように主食にはしていないので、ウエイターに伝えようがない。そこで「ジャガイモ(Kartoffel)が食べたい」というと、ウエーターは、わかったといって戻る。できあいのメニューに、ジャガイモをゆでたり炒めたものを添えてくれる。そして、「これでいいか」と念を押される。Danke schonと言いながら目で感謝を表す。レストランでは、しばしば好みに合わせたメニューをアレンジしてくれる。しかし、われわれが外国人だからかもしれない。ちなみに、ジャガイモは皮をむかないで食べるのがドイツの習慣だ。栄養価の点では納得がいく。

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コメント

 コメントありがとうございます。ジャガイモ専門料理店があればいきたいですね。ビールを飲みながら…。桜の撮影がいかがでしたか。豊田芳州

投稿: 豊田芳州 | 2006/04/04 09:34

ドイツ大好き人間に共通する条件、 ①ビール②ソーセージ
③ジャガイモ が 好きな事でしょうか
私は 特に ジャガイモが大好きで、夏~秋のシーズンは
家では 毎日でもOK、シンプルに茹でたものに 
塩、バター、海苔(佃煮も)で 食べております。
 食糧難を思い出すから、嫌いだ と言う人も いますが
どんな食材にも適合し、調理方法もバラエティに富んでおり
胃腸にも優しく 野菜のナンバーワンと 信じております。

投稿: シャトール | 2006/04/03 19:29

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